「のーせて のせて」
あおいくるまが言うと、やってきたのはトラックさん。トラックさんは大きな荷台にあおいくるまをのせてくれます。
「のーせて のせて」
今度は、きいろいくるまとぴんくのくるまも一緒。やってきたのは、きかんしゃさん。きかんしゃさんは、3台まとめてのせてくれます。さらに4台、5台とくるまがふえると、ひこうきさんに、カーキャリアさん、のせてくれるのりものもどんどん大きくなって。
「のーせて のせて」
とうとう、こんなにたくさんのくるまがずらり! 全部のせてくれるのりものなんて、あるのかな……?
くろい丸やいろんな色の四角、ぐぐっとひかれたあかい線。シンプルな形の組み合わせから生まれてくるのは、かわいい顔をした大好きなのりものたち。ページをめくるたびに数がふえ、どんどんカラフルに、どんどん大きくなっていって。最後のページは大迫力! このくりかえしには、小さな子どもたちもきっと大喜び。作者は大人気絵本作家の三浦太郎さん。なんどでも楽しめる愛らしい「のりもの絵本」の誕生です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
のーせてのせてといろんなくるまがやってきます。トラック、きかんしゃ、ひこうき、カーキャリア……乗り物いっぱい色いっぱいの絵本
読み聞かせ2歳から ひとり読み3歳から
子どもたちも大好きな乗り物が、乗せてもらう!?
この視点が新鮮です。
しかも、絶妙な造形の三浦太郎さんがカラフルに描いているのですから、
素敵素敵。
「のーせて のせて」に対して、「はい どうぞ」。
これは嬉しいやり取りです。
まずは、トラックに。
さあ、この心地良さが、次から次へ。
乗せてもらう台数が増え、乗せてもらう相手も、大掛かりな乗り物へ。
カーキャリアの収納力、そして、もっといっぱいの台数を収容する、あの乗り物!
シンプルな造形なのに、乗り物らしさとキャラクターを備え、
カラフルな配色もお見事です。
乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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