アントンがにわそうじをしていると、はっぱが一枚落ちてきました。拾おうとすると、はっぱは風にのってひーらひら。 友達といっしょになって追いかけますが……。子どもの日常をユーモアたっぷりに描いた、ドイツ生まれの絵本。
落ち葉を見ると、季節が秋から冬へと移っていることを実感しますが、この絵本はまさにそんな季節にぴったりです。
たくさんの落ち葉を山のようにかき集めたのに、
一枚の葉っぱをつかまえるのに夢中になってしまう男の子。
そこからの展開が、これぞ子どもの行動だ!って言わんばかりの、わかりやすい運びになっていて、好奇心旺盛というか、気移りしやすいというか、子どもならではの気持ちの動きを見事にえがいていて、感心しました。
最後のオチが最高で、こんな子どもを見かけたら、いとおしいだろうなあって思いました。わが子であれば別ですが(笑)。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子13歳、男の子9歳)
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