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2022年8月新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2022.08.05

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夏本番! 怪談・おまつり絵本(2022年8月新刊&おすすめ絵本)

連日の猛暑、毎日のように熱中症警戒アラートが発表されています。これだけ暑いと、外に出て遊ぶことも控えがちになりますね。家の中で過ごすなら、少しでも暑さが和らぐような絵本を読んでみてはいかがでしょう。

8月のテーマ絵本の中から、「怪談&涼しくなる絵本」さらに「おまつり絵本」をご紹介します。太陽がさんさんと照り付ける日中は絵本で涼をとり、日が落ちて、少し過ごしやすくなってから、お祭りや肝試しに出かける。そんな日本の夏を今年は家族で体験したいですね。

 

怪談&涼しくなる絵本

『いちにちおばけ』になれるなら、河童、メデゥーサ、口裂け女? おばけって、楽しいかも!?

  • いちにちおばけ

    みどころ

    気になっているものに「いちにち」だけなってみる。
    それだけで次々に笑いが巻き起こってしまう。
    それがこの「いちにち」シリーズなのです。
    第4弾では・・・?

    「おばけって、こわいな。ぼくもおばけになったら、
     おばけがこわくなくなるかな?」

    どうやら今回は一日おばけになってみるようです。

    「いちにち からかさおばけ!」
    「いちにち くちさけおんな!」
    「いちにち かっぱ!」
    「いちにち メデゥーサ!」

    ひー!!ちょっと待って、待って。
    なってみるおばけがどんどんこわくなっているようだけど、本当に今回も笑わせてくれるの?
    ところが不思議。
    「ぼく」がなりきると、くちさけだって、メデゥーサだって、なんか楽しいかもしれないって思えるのです。こんな風に頭の中で置き換えることができたら、もうおばけなんてこわくない!?想像力というものも、なかなか役に立つものです。

    でも。本当にこわいのは・・・?
    あとは読んでのお楽しみ!

「いちにち」シリーズ

この書籍を作った人

ふくべ あきひろ

ふくべ あきひろ

1976年生まれ。兵庫県出身。京都大学卒業。博報堂コピーライター。テレビCMや新聞広告を手がけられる傍ら、絵本作家としても活動。絵本の作品に『いちにちおもちゃ』、『いちにちぶんぼうぐ』(絵/かわしまななえ ともにPHP研究所)がある。

この書籍を作った人

かわしまななえ

かわしまななえ

1983年生まれ。東京造形大学卒業、多摩美術大学大学院修了。デザイナー。

思わぬ事故で、地獄に来てしまったアイス屋のこたろう。突然の大火事にてんやわんやの地獄で大活躍のこたろうは、閻魔様にアイスを振る舞うことになり……『じごくにアイス』

  • じごくにアイス

    みどころ

    今日も公園でごきげんに公園でお店を開いているのは、こたろうのアイス屋さん。美味しいと評判なのです。さっそくお客さんです。

    「おにいさん、アイスくださいな」

    と、その時。こたろうは足をすべらせて意識が遠のいていき、気が付けば、見たこともない川岸で、閻魔さまの裁きを待っている。ということは……!? ところが、地獄は火事で大騒ぎ。かまゆで地獄のかまどが大爆発、鬼たちに混ざって、なぜかこたろうも巻き込まれ、必死で水をかけ、ようやく鎮火。へとへとになった鬼たちが、こうつぶやいたのです。

    「ふぅ〜、つめたいもんでも たべたいなあ」

    もちろん、こたろうの出番です。でも、ここは地獄。材料はあるの? 道具はあるの? 鬼の口には合うの? 閻魔さまの裁きは……? 心配ご無用!「芸は身を助ける」と言わんばかりにこたろうは動きます、はたらきます。驚きの場面の数々は読んでからのお楽しみ。

    関西弁の軽快な語り口で、次から次へとにぎやかに展開するこのお話。舞台は地獄だけれど、なんだか見ているだけで可笑しくなってくる絵のせいか、やたら人情深そうに見える鬼たちのせいか、不思議と恐ろしさは感じません。それどころか、子どもたちが笑い転げる様子が目に浮かびます。

    そして何といっても、魅力はひんやりアイス! やっぱりアイスは暑いところで食べるのが一番。ということは。地獄とアイス、相性ばっちりなのか……?

この書籍を作った人

ナカオマサトシ

ナカオマサトシ

1982年、和歌山県生まれ。子ども向けテレビ番組の制作を経て、絵本作家としてデビュー。絵本を使った、トークショーや絵本ライブ、絵本のテーマソングの演奏など、精力的に活動している。ブログ:https://ameblo.jp/kokoniiruyo-koisuru/主な作品として、「うれないやきそぱパン」「ちょんまげとんだ」「ようかいばあ」「ぞうきんレスラー」「いってらっしゃいうんちくん」「どんどんくるくる」「ようかいでんしゃ」がある。

この書籍を作った人

澤野 秋文

澤野 秋文

1981年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。デザイナー。いきいきとしたキャラクターの造形と多彩なアングルで描かれる独特な作品世界が人気。創作絵本に『それなら いい いえ ありますよ』『じつは よるの ほんだなは』『こんやも バクは ねむらない』(以上、講談社)、『ようかいりょうりばんづけ』(佼成出版社)、『うみのそこたんけん』(中川ひろたか文/アリス館)、『かべのすきま』(中西翠 文/アリス館)、挿絵に『なんてだじゃれなお正月』(石崎洋司作/講談社)などがある。

読み終わった後、「火」の印象がガラッと変わる。飯野和好が描く、美しくて恐ろしい怪談絵本『火 あやかし』

  • 火 あやかし

    火 あやかし

    絵と文:
    飯野 和好
    出版社:
    小峰書店

    みどころ

    “昔から人は、山に入るとよくあやしいものに出会ったという”

    京の都から丹後へと向かう山街道。
    夜もふけたその道を、直四郎と小四郎の兄弟は歩いていました。

    「あ、兄上、あれを!」

    小四郎が見つけたのは、夜の空よりもなお黒々とそびえる山影に、ポツンとひとつ、ともった明かり。

    ふたりが火のあった場所についてみると、なにやら、あわてて立ち去った形跡が……。
    あやしみながらも、ふたりはそこで休んでいくことにしました。

    「ああ、明るい! あたたかい! 兄上、ほっとしますね」
    「うん、火はよいものだな」

    もしも、そのあとに襲い来る恐怖をふたりが知っていたなら、「火はよいもの」だなんて、とても口にはできなかったでしょう。
    そう、闇の中から忍び寄る、世にも恐ろしい“あやかし”の姿を知っていたなら——

    作者は、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店)や『おならうた』(谷川俊太郎・原詩、絵本館)などでおなじみ、人気絵本作家の飯野和好さん。
    飯野さんが今回描いたのは、日本に伝わる原初的な恐怖譚——「山の怪異」です。

    兄弟に忍び寄る「あやかし」のビジュアルをどうお伝えしたらいいものか……
    怖さもさることながら、圧倒され、見とれてしまうような凄みがあります。
    ここではせめてその雰囲気だけでも伝えるために、作中で「あやかし」が発する不気味な「音」を紹介しましょう。

    「パサリッ、パサリッ」
    「ぬいーっ! ギッギッピィーッ」
    「んむんむわむわむー」

    食いしんぼうで奔放な雰囲気の小四郎と、いかにも面倒見の良い兄といった直四郎。
    彼ら兄弟の仲の良い掛け合いがほほえましい一方で、だからこそ、おぞましく混沌とした「あやかし」の登場には、いっそうぎょっとさせられるものがあります。

    みどころは、物語の序盤と終盤で描かれる火の印象の差!
    行く道の先に仰ぎ見た火と、来た道をふりかえって見た火が、まったく違って見えることにきっとゾクリとさせられるはず……。

    どうぞ、とりかえしのつかない場所へと迷い込んでいくような不安を、お楽しみください。

この書籍を作った人

飯野 和好

飯野 和好

1947年埼玉県秩父生まれ。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『みずくみに』(小峰書店/第20回日本絵本賞受賞)、『ふようどのふよこちゃん』(理論社)、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/その1で、第49回小学館児童出版文化賞受賞)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。絵本の読み語り講演で、股旅姿で全国を渡り歩いている。

大人気!「迷路絵本」シリーズ13冊目は『お化けの迷路』。幽霊の学校、底なし沼、吸血鬼の館……数々の難所を抜けて、超ロング迷路「天国の迷路」に挑戦だ!

  • お化けの迷路

    みどころ

    大ベストセラー「迷路シリーズ」の13冊目は……お化けがいっぱい!
    魔よけの玉が、黒いつむじ風にうばわれ、街に妖怪たちがあらわれた。
    「うひっひっひ……」「けけけ……」
    わ、恐い! でもひろったお札を投げつけたら道が開いたぞ!
    さあ、かくし絵やなぞなぞを楽しみながら迷路をすすむ冒険がはじまります。

    「幽霊の学校」を通り、「迷いの森」を抜け、「お化け屋敷」へ。
    おそってくるお化けたちにお札を投げながら先へすすむと「底なし沼」、そして「魔の山」。
    迷路はまだまだ続きます。
    きみは、魔よけの玉を取り戻し、「地獄の迷宮」を抜け出すことができるかな?
    ゴールの先には、白く光り、上へのぼっていく階段が見えます!

    いつものように迷路をすべて通り終えたら、もう1回最初から楽しめるクイズページをご覧下さい。
    「みつけよう」「回文」「おまけクイズ」がそれぞれのページに盛り込まれているだけでなく、パラパラ漫画風の「うごくひとだま」など、作者の遊び心が随所に光ります。
    これで終わりかとおもったら、なんと今回は「地獄の迷宮」から上へ伸びた階段の先に、大サービスの4ページ分のしかけページが!
    大樹をのぼり天空へと続く、縦長の「天国の迷路」……。
    これはファンにはたまらないサプライズです!

    巻末には50ものお化けの名前と特徴を一覧化した「お化け紹介」、見返しには「お化けすごろく」もついています。
    シリーズの中でも、お得!とおすすめしたくなる1冊です。
    お友だちやおうちの人と遊び尽くしてくださいね。

「迷路絵本」シリーズ

この書籍を作った人

香川 元太郎

香川 元太郎

1959年、愛媛県生まれ。歴史考証イラストの専門家。歴史雑誌や教科書などに多数の歴史考証イラストを描く。著書に「透視&断面イラスト日本の城」(世界文化社)など。切手や絵入り官製はがきでも多くの原画が採用されている。かくし絵・迷路制作でも定評があり、著書の迷路絵本(『時の迷路』ほか5冊・PHP研究所)は、シリーズ100万部超のベストセラー。他の作品に『かずの冒険 野山編』(小学館)がある。

折りたたまれた長いページを開くと、2.8メートルの大パノラマ! 『妖怪の森』に潜む170余りの妖怪たちを全部見つけられるかな?

  • 絵巻えほん 妖怪の森

    出版社からの内容紹介

    ピクニックに出かけた男の子と女の子が、いつの間にか迷いこんだのは、
    170余りの妖怪が住む森でした。鬼太郎や猫娘などの案内で、二人はやがて楽しい
    妖怪のお祭りへ。
    別冊付録では、登場する全妖怪の特徴を解説。

「絵巻えほん」シリーズ

この書籍を作った人

水木 しげる

水木 しげる

1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受けて、左腕を失う。復員後、紙芝居画家となり、のちに貸本漫画家に転向。1965年、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章、2010年文化功労賞を受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『のんのんばあとオレ』『日本妖怪大全』など、著作多数。

おまつり絵本

のびる、おく、とばす……わごむの可能性、無限大! 『わごむまつり』を読んでお祭り気分を満喫しよう

  • わごむまつり

    出版社からの内容紹介

    "わごむ ごむごむ ごーむごむ。わごむまつりへようこそ! 金魚すくい、ソースせんべい、しゃてき、さらにはお化け屋敷まで?? わごむを使って、一年じゅうお祭り気分を楽しもう!

    「のびる」「おく」「とばす」…わごむはいろんなことができちゃう♪ わごむの魅力にハマること間違いなしの1冊です。"

この書籍を作った人

つきおか ゆみこ

つきおか ゆみこ

1978年、愛媛県生まれ。武蔵野美術大学造形学部デザイン学科卒業。在学中より、江戸期の「あそび絵」を研究。また、「あそび」や「笑い」をテーマにした作品を制作する。食べることが大好きで、洋菓子やパッケージのデザインも手がける。作品に『はらぺことのさま』(あかね書房)、『くいしんぼうず』(くもん出版)、『さかさまつり』(佼成出版社)などがある。

おまつりに行ったら、食べたくなるなる『やたいのおやつ』! かき氷、わたあめ、チョコバナナ、本物そっくりな食べ物たちに、お腹もグーっと踊りだす?

  • やたいのおやつ

    出版社からの内容紹介

    きょうはおまつり。ずらっと並んだ屋台にわくわくどきどき。お店の人かけ声に誘われて、たい焼き屋台を見たり、りんごあめ屋台を見たり…。屋台のおやつ、何を食べようかな? おまつりに行った気分で、いろいろな屋台と屋台のおやつを楽しめる絵本です。

この書籍を作った人

ふじもと のりこ

ふじもと のりこ

兵庫県神戸市生まれ。京都市立芸術大学日本画専攻を卒業。神戸市社会福祉協議会児童館に26年勤務した後、LUNLUN工房を立ち上げ、色鉛筆画教室や造形講師をつとめるなど活動中。ギャラリーVie絵話絵本研究科で絵本創作を学ぶ。「ケーキになあれ!」(BL出版)が単行本としてのデビュー作。兵庫県明石市在住。

「ねこのおぼんは みょうみょうみょう」。『ねこぼん』でねこのお盆をのぞき見て、ご先祖様に思いを馳せてみてはいかが?

  • ねこぼん

    みどころ

    「ねこの おぼんは みょうみょうみょう
    あのよにいった ごぜんぞさんを
    こんや ひとばん おむかえするで
    なつのまんげつ ぼんおどり」

    ねこにもお盆はあるんですって……知っていましたか?
    大きな湖のまんなかに、ぽっかり浮かんだ島。
    だれも知らないねこの島。
    そのちいさな浜辺に、ねこが集まって、お盆の準備にてんてこまいになるんです。

    きゅうりの馬で、ご先祖さんがあの世からはやくやってきて、なすびの牛でゆっくり帰るように。
    精霊馬の意味もさりげなく織り込みながら、はやしますみさんが描くお盆の夜。
    ……そのぴかぴかひかって美しいこと!

    まるで灯籠の光のように、あでやかに、透けるような色彩が夜空にはじけ、あの世とこの世が混ざり合っているみたい。

    「みょうみょうみょう みょうみょうみょう」
    一年の中で、とくべつなお盆の夜が華やかに描かれます。
    ねこだってご先祖さまに会いたいんですねえ。
    (やってきたご先祖さまとねこたちのユーモラスな会話が、細かく絵に描き込まれています。子どもはこんなところを読んでもらうのが大好きです。)

    「ねこのおぼんは みょうみょうみょう」とつぶやきながら、月をみあげて、星をみあげて……。
    いつも見守ってくれているご先祖さまを思って、ねこのように踊ってみるのも、いいですねえ。

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