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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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2024年8月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2024.08.15

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あつ〜い夏に食べたい! 美味しい絵本(2024年8月 新刊&おすすめ絵本)

目次

暑い、暑い、暑い、暑いー!口にするほどに暑さは増すばかり。行かなくちゃいけない場所、やらなくちゃいけないことがたくさんあるのに、もう灼熱の太陽に負けっぱなしです。

そんな酷暑の中でも幸せをもたらしてくれるもの、それは……
ムシャムシャっとかじりついて、最後はタネをプププププッ!果汁だらけの顔だって無礼講、やっぱりスイカは最強! ひと口頬張った瞬間に氷点下、イチゴ、メロン、レモンのシロップは見た目も涼やか、キーンとくる痛みもあわせてかき氷こそ夏の味。
バテそうな時だって、辛い!熱い!体を突き抜ける刺激にパワーがみなぎるカレーライス! 緑あざやか、茹でたてのかおり格別の福々しい枝豆。フレーバー選びからテンションMAXアイスクリーム……
あぁ、キリがありません、夏のおいしいものたち。

今すぐ食べることができないみなさんは、絵本をどうぞ!眺めているだけで、暑くておいしい夏のとりこになっちゃうはず。 絵本を楽しんで、しっかり食べて、これで残りの夏を元気に乗り切れますよ!

おまめが入っているよ 出してみよっか?読みながら赤ちゃんへ語りかけ『語りかけ絵本 えだまめ』飛び出た豆を食べるまねっこ、コミュニケーションも楽しい

  • 語りかけ絵本 えだまめ

    出版社からの内容紹介

    赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるようパパママはもちろん、だれでも読めば自然に語りかけになる絵本シリーズ。第4弾は赤ちゃんも大好きなえだまめが元気よく飛び出る様子と、読みながら一緒にパクッと食べるしぐさができる楽しい内容です。

「語りかけ絵本」シリーズ

この書籍を作った人

こが ようこ

こが ようこ (こがようこ)

作家。絵本コーディネーター。20年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『あたしおねえちゃんなの』(スティーナ・ヴィルセン・絵/クレヨンハウス)、『ママがおねつのおはなし』『10人のきなちゃん』(童心社)、『わがまんまちゃん』(大日本図書)がある。

おじいちゃんの畑のおいしそうな『すいか!』すきだから いっこまるごと かじりたいーーリズミカルな折り句と鮮やかなイラストに夢中!

  • すいか!

    出版社からの内容紹介

    おじいちゃんの畑であま〜く育ったすいか。うららちゃんとだいちくんの兄弟や動物たちがおもいっきりかぶりつく。その味は……もちろん、最高! 一気に食べたら、みんなすいかになっちゃた!? すいかのおいしさを、色彩豊かな絵と「すいか」の折り句(各句の初めに物の名前を一字ずつ読み込んだ言葉遊び)でリズミカルに表現。思わずすいかが食べたくなっちゃいます。読み聞かせにもピッタリ。

この書籍を作った人

石津 ちひろ

石津 ちひろ (いしづちひろ)

1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。

この書籍を作った人

村上 康成

村上 康成 (むらかみやすなり)

1955年、岐阜県生まれ。創作絵本をはじめ、ワイルドライフアート、オリジナルグッズなどで独自の世界を展開する、自然派アーティスト。「ピンクとスノーじいさん」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)、「ようこそ森へ」(徳間書店)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本賞大賞、「999ひきのきょうだいのおひっこし」(ひさかたチャイルド)が2012ドイツ児童文学賞にノミネートなど国内外で高く評価されている。主な作品に「星空キャンプ」(講談社)、「さかなつりにいこう!」(理論社)、「石のきもち」「くじらのバース」(ひさかたチャイルド)、新刊「どろんこ!どろんこ!」(講談社)など多数ある。伊豆高原と石垣島に、村上康成絵本ギャラリーがある。

「すいか、さいこう!」朝・昼・夜ごはんもデザートも大好きなスイカのワニ。だけどうっかりタネを飲み込んじゃって、さぁ大変?!『すいかのたね』

  • すいかのたね

    みどころ

    2014年にドクター・スース賞を受賞した『すいかのたね』は、アメリカで大人気の絵本です。
    主人公のワニは、すいかが大、大、大好きで、朝、昼、晩のごはんもデザートまでも、全部すいか。
    「すいか、さいこう!」というワニの顔は誇らしげですらあります。

    すいか、おいしいですよね。私もすいか大好きです。あまくて、みずみずしくて、シャリッとした食感も魅力的です。
    でも、たねには注意しないと……と思っていたら、ワニ、うっかりたねを飲み込んでしまいました。
    さっきまであんなに幸せそうだったのに、パニックになるワニ。
    おなかの中で育っちゃったらどうしよう、つるが伸びて耳から出てきたらどうしようと気が気ではありません。
    そうこうするうちに、おなかがゴロゴロしはじめました。たねが育ってきたんだと、ますます心配になるワニ。
    そんなことないから大丈夫だよと声をかけてあげたくなります。

    大人が聞いたらなんてことない些細な出来事ですが、そういえば自分も小さな頃はそんな風に考えていたなあとワニに共感。
    いつの間にか、親子でうんうん頷いたり笑ったりしながら読んでいました。
    そして、読み終わった後はやっぱりすいかが食べたくなります。読後が心配な方は、すいかを用意してから読んでくださいね!

この書籍を作った人

グレッグ・ピゾーリ

グレッグ・ピゾーリ (ぐれっぐぴぞーり)

アメリカの絵本作家、イラストレーター。フィラデルフィア芸術大学で修士号を取得し、7年間教鞭をとる。デビュー作『すいかのたね』が2014年セオドア・スース・ガイゼル賞(ドクター・スース賞)を受賞。邦訳絵本に『はずかしがりやのきょうりゅう クランチ–あいさつのえほん』(シロッコ・ダンラップ作、早川書房)がある。

この書籍を作った人

みやさかひろみ

みやさかひろみ (みやさかひろみ)

弘前大学人文学部卒業。旅行会社勤務、雑誌のライターなどを経て翻訳者に。訳書に「ランプの精リトル・ジーニー」シリーズ(ポプラ社)、「ジュディ・モードとなかまたち」シリーズ(小峰書店)、『ノエル先生としあわせのクーポン』(講談社)、『キリエル』(あかね書房)、『ルルとブロントサウルス』(小学館)など、100冊以上を数える。宮城県出身、東京都在住。

天然氷のかき氷はちょっと特別!明治時代から続く埼玉県長瀞の氷屋さんの天然氷づくりを追ったフォトドキュメント絵本『ちしきのぽけっと(20) かき氷 天然氷をつくる』

  • ちしきのぽけっと(20) かき氷 天然氷をつくる

    みどころ

    暑くなると恋しくなる、キーンと冷たい夏の甘味、かき氷!
    中でも「天然氷のかき氷」というと、特別な響きがしますね。
    天然氷がどのように作られているのか、皆さんはご存知ですか?

    「天然氷は、自然の冬の寒さを助けに、ほとんどが人の手間でつくられるのだ。」
    この絵本は、1995年〜2015年の間埼玉県長瀞の阿左美冷蔵を取材し、その内容をもとに作られたフォトドキュメント絵本。
    長瀞では、明治時代から氷池を使って天然氷が作られてきました。
    今では天然氷を作る氷屋さんは全国で数件、埼玉県では阿左美冷蔵だけだそうです。
    代々工夫されてきた道具や、のこぎりで切った氷の荒々しく美しい断面など、興味深い写真がたくさん紹介されています。
    また、落ち葉を取り除く毎日の丁寧な作業や、天気のタイミングをみた氷の切り出し作業など、良い氷を作るためのたくさんの手間をかけた作業の様子がわかります。

    そして絵本で紹介される天然氷で作ったかき氷の写真の美味しそうなこと!(表紙の写真も最高ですね。)
    中のページで紹介される、色とりどりの蜜がかかったかき氷。焙じ茶、きな粉、みかん、落花生ミルク、さくら、などなど、どんな味なのか食べてみたい!
    眺めるだけでも涼しくなる幸せな写真を、ぜひ手に取って見てみてくださいね。

    代々受け継がれる製氷業の仕事を知ると、この天然の「冬の味」を夏に口にすることが、なんて贅沢なことなんだろうと感じます。
    口の中であっという間に溶けてしまうひとくち。今まで以上に味わって食べたくなりますね。

「ちしきのぽけっと」シリーズ

インドからやってきたカレー大王の華麗(かれー)な魔法がはじまった!呪文にあわせて野菜が変身、ウインナーは踊り出す?!『カレーだいおうのまほう』

  • カレーだいおうのまほう

    出版社からの内容紹介

    みんな大好き、カレーのしかけ絵本。
    カレー大王が呪文を唱えると野菜たちが現れて、一口サイズに大変身。さらに呪文を唱えると、
    野菜やウィンナーが鍋の中で踊り始め、やがてカレー大王も鍋の中へ。
    カレーの準備から食べてなくなるまでをマジックになぞらえたお話です。
    穴あきページやミニページをめくる楽しさが、さらにお話を盛り上げます。

言葉の学習も計算の練習も歴史も?!ジョーくんのアイスクリーム愛、好奇心となって突き抜ける!こんな博士になってみたい『ぼくはアイスクリーム博士』

  • ぼくはアイスクリーム博士

    出版社からの内容紹介

    ジョーくんの頭の中はアイスクリームでいっぱい。
    何をしていてもアイスに結び付けてしまいます。
    おじいちゃんからどんな夏休みを過ごしているかと聞かれて、教えてあげたことは…!?

    いろんな味のアイスで新しい言葉をおぼえたり、
    家族が食べたアイスの数で、計算の練習だってしてしまうジョーくんは、アイスの歴史にも興味津々。
    いつごろ、どんなふうに作られたんだろう。
    アイス好きの大統領がいるなんて、ぼくと気が合うなあ!
    ジョーくんの好奇心はとどまるところを知りません。
    もちろん「大好きなアイスでひと休み」も忘れませんけどね。
    ココロもアタマも大満足の楽しいおはなしです。
    *漢字に総ルビ

この書籍を作った人

ピーター・シス

ピーター・シス (ぴーたーしす)

1949年、旧チェコスロバキアのブルノ生まれ。プラハの美術工芸学校とロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、1982年アメリカに移住。以来、新聞、雑誌、書籍の他にアニメーション映画の分野で幅広く活躍している。氏の制作による2本のアニメーションは、西ベルリン映画祭で金熊賞を、トロント映画祭でグランプリを、ロサンジェルスの映画祭で金鷲賞を受賞している。また、本の分野ではニュ−ヨーク・タイムズ紙が選ぶ年間ベストテンや、パブリッシャーズ・ウィークリーのベストセラーリストに何度も名を連ね、絵本『星の使者』(徳間書店)で、アメリカの優れた絵本に与えられるコールデコット賞推薦を受けた。日本では他に、『三つの金の鍵』『マドレンカ』(BL出版)などが紹介されている。『生命の樹』(徳間書店)では、2004年にイタリアのボローニャ国際児童図書展ノンフィクション大賞を受賞の他、数々の賞を受賞。現在はニューヨークに家族とともに住んでいる。

この書籍を作った人

たなか あきこ

たなか あきこ (たなかあきこ)

千葉県生まれ。翻訳家。絵本の読み聞かせ活動も行っている。訳書に絵本『コッケモーモー!』(徳間書店)、児童読み物「プリンセス☆マジック」シリーズ(ポプラ社)、『ペンギンは、ぼくのネコ』(徳間書店)、『秘密の島のニム』(あすなろ書房)、YA読み物『炎に恋した少女』(小学館)、「魔使い」シリーズ(東京創元社)、『僕らの事情。』(求龍堂)など。お気に入りのアイスクリームは、(今のところは)ラムレーズン味。

にんじんの頭を水につけると?かぼちゃのタネを土に植えると……?身近にある野菜のタネや芽、根っこで野菜づくりに挑戦!『やさいをそだてよう─てをつかう・くふうする 4─』

「てをつかう・くふうする」シリーズ

動画公開中!

テーマ:ひんやり美味しそうな絵本

テーマ:アイスクリームの絵本

テーマ:スイカの絵本

文/竹原雅子
編集/木村春子

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