おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん
- 作・絵:
- 長谷川 義史
- 出版社:
- BL出版
絵本紹介
2025.09.01
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへ日頃の感謝と、いつまでも元気で長生きをしてほしいという願いを込めてお祝いをする「敬老の日」。2025年の「敬老の日」は9月15日です。
絵本の中にもおじいちゃん、おばあちゃんが登場する作品がたくさんあります。絵本で描かれるのおじいちゃん、おばあちゃんはとっても元気いっぱい! ちょっと驚くようなことも『いいからいいから』の一言で大らかに受け止めるおじいちゃんや、フルマラソンを走るという夢をかなえた『100歳ランナー』のおじいちゃん。電車ですぐに寝てしまっても、降りる駅でちゃんと目が覚める『いねむりおばあちゃん』もいます。
おじいちゃん、おばあちゃんが大活躍する絵本を読んだら、きっとみなさんのおじいちゃん、おばあちゃんにも『はやく あいたいな』と思うかもしれませんね。
この書籍を作った人
1961年大阪府藤井寺市生まれ。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『いいからいいから』(絵本館)『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)『おならまんざい』(小学館)など、ユーモラスでおおらかな絵本が大人から子どもまで大人気。また、社会派なテーマにも意欲的に取り組んでいる。『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞、 『ぼくがラーメンたべてるとき』で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞、第2回やなせたかし文化賞など多数受賞。
この書籍を作った人
1961年大阪府藤井寺市生まれ。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『いいからいいから』(絵本館)『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)『おならまんざい』(小学館)など、ユーモラスでおおらかな絵本が大人から子どもまで大人気。また、社会派なテーマにも意欲的に取り組んでいる。『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞、 『ぼくがラーメンたべてるとき』で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞、第2回やなせたかし文化賞など多数受賞。
みどころ
ある日、よおちゃんは急におばあちゃんに会いたくなりました。
丘の上に住んでいるよおちゃんは、バスに乗って出かけます。
その頃、おばあちゃんも急によおちゃんに会いたくなります。
山の上に住んでいるおばあちゃんは、電車で出かけます。
…ということは?
大変!
よおちゃんとおばあちゃんはすれ違いでお家に着いてしまったので、ふたりとも急いでかえります。おばあちゃんはタクシーで、よおちゃんはトラックで。
…ということは?
ふたりはまたまたすれ違い。
だけどね、ふたりはのんびり待ってなんていられません。
だって、今日おばあちゃんに会いたいのですから。
よおちゃんに会いたくて仕方がないのですから!
なんて素敵な関係なのでしょう。
思い立ったらすぐ行動。願いが叶うまであきらめない。
ふたりは息がぴったりです。
最後にふたりで交わす、ふたりだけの約束が私は大好きです。
親と子とはまた違う、相手を想い合うおばあちゃんと孫との関係がパワフルに伝わってきて、元気になれる一冊です。
この書籍を作った人
1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本作家。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。世界中で翻訳出版されている絵本も数多い。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』(以上文化出版局刊)でサンケイ児童出版文化賞受賞のほか、ボローニャ国際絵本原画展等、受賞多数。『みんなうんち』(福音館書店刊)、『きいろいのはちょうちょ』(偕成社刊)、『さる・るるる』(絵本館刊)などの作品がある。
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。
みどころ
幼稚園のお迎えはいつもおばあちゃん。ぼくはおばあちゃんと一緒に家の近くまで電車に乗って帰ります。電車は好きだけれど、おばあちゃんとはあまり乗りたくない。だって、3秒で寝るし、よだれ垂らすし、いびきをかくし。いつも降りるはずの駅でちゃんと降りられるのか、ぼくは不安でたまらないのです。
どんなにぐっすり眠っていても、今まで降りる駅を間違えたことのないおばあちゃん。でもその日は、いつもなら起きる頃になっても、おばあちゃんが起きません! あせったぼくは、大騒ぎしたり、泣いてみたり、祈ってみたり、おばあちゃんを起こそうと頑張ります。
作者は高畠じゅん子さん。『まじょがかぜをひいたらね』(理論社)や『ブービーとすべりだい』(講談社)など、絵本の文章の担い手として多くの作品を執筆されています。こちらの作品は高畠さんが絵まですべて手がけた作品。ユーモラスであたたかく、親しみやすいイラストで楽しませてくれます。おばあちゃんの豪快な寝顔も必見ですよ。
さて、電車の中では、武術を操るおじさんや、王子さままで現れて大騒動。はたして、ぼくとおばあちゃんは無事に電車を降りることができるでしょうか?ぼくと一緒にハラハラドキドキしながら、おはなしを楽しんでくださいね。
この書籍を作った人
みどころ
「ぼく、ばあちゃんちのこに なる!」
目に涙を浮かべながら、そううったえるのは、ゆうくん。
おかあさんに大事なおもちゃを捨てられて怒ったゆうくんは、となりのとなりにあるおばあちゃんの家にやってきたのでした。
でもおばあちゃんの家では大そうじの真っ最中。 おかあさんが心配するからと家へ帰そうとするおばあちゃんの後ろにいるのは、あれ? おばあちゃんがもうひとり!? そのおばあちゃんは、にこにこしながらゆうくんにこう言うのです。
「ゆうくん、ひいばあちゃんのこに なるかい?」
そうして始まったゆうくんとひいおばあちゃんのあそび。いやいやおおそうじ?
新聞紙を丸めて水につけたものを使ったり、みかんの皮でこすったり……。つぎつぎ魔法のように飛び出すひいおばあちゃんのおそうじの技。ゆうくんも楽しくおそうじできるかな?
短い時間の中でいろいろなことを教えてもらったゆうくんは、怒っていたはずのおかあさんにも、おそうじの技を教えてあげたくなって……。
ゆうくんとおかあさんとおばあちゃんとひいおばあちゃん。それぞれの関係性の中で伝わること、伝えられることがあるのですね。
4人並んだお顔の似ている様子にもなんだかほっこり。家族の温かなつながりが伝わってきます。
出版社からの内容紹介
史上最年長でフルマラソンを完走!
生まれつき足が弱く、5歳まで歩けなかったファウジャ。
周りから「無理だよ」と言われたことも決してあきらめず、挑戦しつづけた。
時は流れ、81歳で初めて故郷を離れて、イギリスで子どもたちと暮らし始める。
だが家族は忙しく、言葉も通じない。
鬱々としていたが、ある日、テレビで走る人たちを目撃する。
その様子にすっかり引きつけられ、ターバンをまいた姿で公園を走るようになったファウジャ。
やがてフルマラソンを走るという目標を立て、ロンドンマラソンを88歳で完走する。
不屈の精神を貫き、100歳で最高齢のフルマラソンランナーとして完走するまでを描く。
ファウジャ・シン自身による「はじめに」を収録。
ファウジャは周りに何を言われてもけっしてあきらめず、挑戦しつづけた。
「あなたのことはあなたがよく知っている。あなたにできることもね。
今日は自分の力を出しきれるかしら?」――母の言葉
●解説は、TVなどでもおなじみ プロ・ランニングコーチ 金 哲彦さんです
この書籍を作った人
1984年、アメリカ、テキサス州サンアントニオ生まれ。教育者、作家、学者であり、また活動家としてよい社会をつくるため、政治に働きかけている。ファウジャ・シンから刺激をうけてマラソン大会に申し込んだことがきっかけで、ファウジャのように走りつづけている。妻とふたりの娘とともにニューヨーク市在住。
この書籍を作った人
イギリス生まれ。イラストレーター、ストーリーテラー。移民の第二世代であり、シク教徒の社会に興味がある。インドを離れて暮らすシク教徒やパンジャブ出身者から話を聞き、物語を集め、人に伝えたいと思っている。ウルヴァーハンプトン在住。
この書籍を作った人
福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。訳書に『くらやみきんしの国』『死について考える本』『わたしのかぞく みんなのかぞく』(ともにあかね書房)、『モルモット・オルガの物語』『オルガとボリスとなかまたち』(ともにPHP研究所)、著書に『元号ってなんだろう 大化から令和まで』(岩崎書店)、「感染症と人類の歴史」全3シリーズ(文研出版)などがある。横浜市在住。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。