ある日、いたずら坊主のトン・ウーは、お寺に住みつく蜂の巣を棒でたたきました。 怒った蜂がトン・ウーのところへやってきて……!? 迫力ある絵と楽しいお話、絵本の魅力がつまった1冊。
「緑の地に鈴なりの紅いリンゴを背景に、巨大なハチに追いかけられるトン・ウーという表紙に ひきこまれてページを繰れば、これはまた、まじめくさって座禅するハチ、踊るハチ、色っぽい までに豊かなハスの花も、化け物魚の造形も、イノチ溢れて、民話風な物語と響き合うたのしさ。見ているこちらの表情も、フウム、フムフムと、トン・ウーからハチへ、穴から顔だす龍へと変わりそうな……といううちに、すとんと完結。これぞまさしく絵本の醍醐味でありましょう。 文・絵作者絶妙なコンビによる絵本に乾杯!です。」――児童文学作家 神沢利子
続きを読む
どこかの国の昔話に思えるのですが、純粋に日本で書かれたお話ということにちょっと意外感のある作品です。
登場人物といい、話の内容といい、異文化の世界です。
それに加えて、絵も不思議な空間を作っています。
嘘つきトン・ウーが100年も生きているハチに最終的には仕返しされるのですが、どこか宗教性も感じさせるお話です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|