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むかし、あるところに、じいさまとばあさまがおった……ではじまる「桃太郎絵本」の決定版!
息子が、鬼の絵本が読みたいと言い出したので、それならと思い、『ももたろう』を数種類借りてきました。
有名な昔ばなしは、細部の異なるものが多数出ているものだと思いますが、この『ももたろう』も私が知っている話とは随分違いました。
まず、桃は「どんぶらこ」と流れてくると信じていたのに、この絵本では「ドンブリコンブリ」流れてきます。また、成長した桃太郎が普段とても怠け者であることも驚きました。さらに、お供の動物たちにきびだんごを半分だけわけてあげています。それも3個しか持っていかなかったからのようです。私はきびだんごはたくさん用意し、1個丸々分けてあげたと思っていたので、この点も驚きました。
でも何と言っても特徴的なのは、犬、猿、キジだけでなく、助っ人のかに、いしうす、うしのくそなどなどが登場することでしょう。これには本当にびっくりしました。でもあとがきを読むと、作者の創作ではなく、地域によっては実際にそういう昔ばなしもあるようですね。
そういうのも楽しいですが、何となく親として、私自身が馴染んでいる「桃太郎」を息子にも伝えたいと思ってしまいます。こちらの絵本は、その後で違いが分かるようになって(さらに『さるかにがっせん』にも親しんで)から話題作りに読みたいと思いました。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子2歳)
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