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心がぽっとあたたかくなる、安房直子絵ぶんこシリーズ第6弾! 『ひぐれのお客』冬のはじめのひぐれどき、裏通りの手芸屋さんに黒猫がやってきました。黒猫は黒いマントにつける赤い裏地をさがしているというのですが……。『初雪のふる日』秋のおわりの寒い日のこと。村の一本道に、ろうせきでかかれた石けりの輪がどこまでもつづいています。女の子が輪の中にぴょんと飛び込むと……?

同じ赤でも、色には微妙な違いがあることはよくわかります。
その違いを匂いや音や風景を感じとるという識別方法に、妙に説得力を感じる「ひぐれのお客」でした。
「初雪のふる日」は、別の絵本でとても好きなお話なのですが、文章だけを追っていると、「ひぐれのお客」のインパクトに圧されてしまいました。
「ひぐれのお客」は、松村真依子さんの絵で、熟成された感じに受け取りました。
絵って偉大ですね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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