いたずら子ねこのみ〜みは、いつもとちがう家の様子に興味しんしん。
だってきょうは大晦日ですもの。
親戚があつまって、にぎやかに年越しそばをたべて、除夜の鐘をきいたらみんなは初詣へ。
ようやく寝静まった夜、み〜みは、棚のおとそをひっくり返してペロペロ。
「うふふ あはは きもちいニャー〜」
あらら、み〜みってば、お正月のお酒を飲んじゃった!
翌朝起きてお母さんはびっくり。
「み〜みったら しょうがないねえ・・・」
思わず笑顔になるますだゆうこさん(ケロポンズ)の文章と、独特のコラージュが美しいたちもとみちこさん(colobockle コロボックル)の絵。
息のあったコンビがお届けする行事絵本シリーズもついに第6弾です。
お正月にはねつき、たこあげ、かるた、福笑い・・・。
いつもと違う遊びをした子どもたち。
例えば、どうしてたこあげをするの?と疑問に思ったら、まめ知識に答えがあります。
もともとは男の子の成長を祈るものとして行われていたそう。
願いごとを凧にのせて天に届けるという意味もあるそうですよ。
正月の三が日をすぎると、大人はあっという間に日常に戻ってしまうけれど、子どものなかにはまだ「おしょうがつ」があるかもしれません。
門松ってどうしてたてるの?
お雑煮やおせち料理をたべるのはなぜ?
お年玉って、どうして子どもはもらえるのかなあ。
日本以外の国では、どんなお正月をすごしているの?
そんな「ふしぎ」をふりかえって、ぜひ親子で解決してくださいね。
2月になったら『せつぶんワイワイまめまきの日!』。
3月は『ひなまつりルンルンおんなのこの日!』。
行事絵本は一年をつうじて学べるのが素敵なところ。
かわいい絵本シリーズで行事博士になっちゃいましょう。
本文はひらがなのみ、まめ知識も総ルビ。
未就学の年長さんくらいから、小学校低・中学年まで、幅広い年齢層の子どもたちに親切な作りになっています。お役立ちですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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