うさぎさんてつだってほしいの」 パパの声

うさぎさんてつだってほしいの 作:シャーロット・ゾロトウ
絵:モーリス・センダック
訳:こだま ともこ
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1978年
ISBN:9784572002013
評価スコア 4.34
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  • 家族にかかわるお話の多いゾロトウさん。
    お母さんの誕生日のプレゼントを探している女の子を主人公にリズミカルなお話を書いてくれました。
    先が読めてしまうので、途中からは自分でもプレゼント当てに参加。
    このお話にセンダックは奇妙な雰囲気を盛り込んでいます。
    女の子のプレゼント探しを手伝ってくれるウサギさんが、人間のように不思議な描かれ方をしていて、なんだかミステリアス。
    読み終えて、妙な後味が残るお話。
    お母さんに送るプレゼントが出来て良かった良かった。

    投稿日:2012/07/28

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  • うさぎさんのキャラが不思議

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    文/シャーロット・ゾロトウ、絵/モーリスセンダックというビッグネームによる1962年の作品。
    コールデコット賞オナー賞を受賞しています。

    物語は、
    「うさぎさん、てつだって ほしいの。」
    と女の子がうさぎに言うシーンから始まります。
    やたらと頭部の大きい女の子と、頭だけがうさぎで体は人間という感じのうさぎさんの絵が、目を引きます。
    その関係はかなり親しいもので、うさぎさんは、快くOKします。
    その手伝いとは、おかあさんの誕生日プレゼントを選ぶこと。

    二人の会話も洒落ています。
    「でも、なにが いいかしら?」
    「そうだね、なにが いいかなあ?」
    「おかあさん あかが すきだわ。」
    「あか?あかなんて あげられないさ。」
    「それじゃ、なにか あかいもの だったら?」
    「ああ、あかいもの だったら いいよね。」
    「あかいものって なにが あるかしら?」

    こんな感じで、色をメインにしてプレゼントを決めていくのですが、課程の会話やその会話のシーンが、とても良い雰囲気です。
    提案するのは、うさぎさんなのですが、突拍子もない物の提案から始まるので、かなり楽しめるものだと思います。

    最後まで気になったのは、うさぎさんの存在。
    紳士的なうさぎではあるけれど、こんな姿をしたうさぎにはお目にかかったことがありません。
    正直、最初は、あまりにもグロテスクではないか?と思ったくらいです。
    見慣れると、何か人を象徴的に表現したのかと思えるのですが、好き嫌いがはっきり分かれるキャラクターかも知れません。

    センダックの世界に誘われてしまう不思議な作品だと思います。

    投稿日:2011/07/30

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