出だしを読み聞かせしだして、大人は心の中でこうつぶやくはず。
「んなわけない」って。
でも、息子は真剣。
しかもいつ切れるかと、隠れてお話を聞いていました。
これだけ引っ張るんだから、切れる時の音も相当大きいに違いないと
思ったようです。
でも、ベットのわくにひっかけた輪ゴムは、意外にも、
どこまでもどこまでも伸びていきます。
飛行機に乗っても、ふねに乗っても、らくだに乗っても、
切れないで伸び続けます。
そして最後はロケットで!
この辺までくると、もうこの輪ゴムは切れない輪ゴムなんじゃないかと
少し思ってきます。
すると最後にボーン。
夢だったのかね?と話すと、ベットのわくにちょっと伸びた輪ゴムが!
しかもお部屋に散りばめられたおもちゃにも見覚えが・・・。
読む人によっていろんな考えができる面白い作品です。