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宮沢賢治の絵本 雨ニモマケズ自信を持っておすすめしたい みんなの声

宮沢賢治の絵本 雨ニモマケズ 作:宮沢 賢治
絵:柚木 沙弥郎
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2016年10月15日
ISBN:9784895881364
評価スコア 4.76
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みんなの声 総数 50
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  •  清々しい明るさに満ちた絵本です。入園・入学・成人のお祝いなどにもおすすめできる一冊だと思いました。
     本を開くと、真っ白(この白さが際立ってます!)な背景、右ページに美しいフォントの文字、左ページに鮮やかな色彩の絵が一体となって目に飛び込んできます。1ページにワンフレーズずつ区切られているので、ひとことひとことゆっくりかみしめるように言葉を味わうことができました。教訓的な詩として読まれたり、求道者のストイックな詩として読まれたり、千差万別の読み方があっていいと思いますが、子どもに宮沢賢治だよって手渡すなら、これくらい明るいもののほうが好きです。「ソウイウモノニワタシハナリタイ」という最後の言葉が、ストンと心におさまる感覚を、子どもにも味わってもらえるのではないかと思いました。温かみを感じさせてくれる色の絵が尚一層親近感を与えてくれます。色がほんとうにきれいです。
     巻末の、宮沢清六さん(賢治の弟)のお孫さんが書いた解説も必読!「雨ニモマケズ」をより深く理解することができました。

    投稿日:2016/12/24

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  • 心打たれる

    宮沢賢治の心がまっすぐ表現されているこの詩に、心打たれてしまいました。
    現在の日本人が忘れかけてる大切な気持ちだと思います。
    この詩のように、人のために生きることの大切さを少しでも子供に伝えたくて、子供はまだ1歳なのに買ってしまいました。
    可愛すぎない抽象的な絵が、作品の古風な表現をカバーして身近に感じさせてくれます。

    投稿日:2016/12/08

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    4
  • 賢治の祈り 受賞レビュー

    有名な宮沢賢治の『雨ニモマケズ』が、美しい色彩の絵本になりました。
    この詩は、作品として発表されたものではなく、手帳に書かれた賢治の「祈り」だと、この絵本を通して知りました。

    その自己犠牲や献身的な人間愛を感じる賢治の多くの作品と同じように、この『雨ニモマケズ』もまた、見返りを一切求めない賢治の心からの祈りと、それを何とか実践しようとする思いを感じることが出来ました。

    そして柚木沙弥郎さんの素晴らしい挿絵も、この詩にピッタリでした。
    何とも言えない美しく明るい色の水彩、勢いのある筆致、賢治の心を表しているかのような抽象的な絵と、抽象的になりすぎない絵のバランスが絶妙に感じました。
    賢治の祈りを、生命の輝きを、そこに見るようでした。
    柚木さんのインタビュー記事も読ませて頂き、この作品の挿絵を描かれたことは、まさに必然であったように感じました。

    現代人が忘れてしまった大切な何かを、思い出させてくれる作品です。

    投稿日:2016/12/25

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    2
  • 新たな楽しみかた

    有名な詩ですが、
    イラストが添えられると印象が大きく変わるのだなと感心しました。
    なんとなく、静かなイメージの詩だと思っていましたが
    元気なイラストに引っ張られて、明るい気持ちになります。
    短い文章ごとにページが区切られていることも、斬新だなと感じました。

    投稿日:2016/12/28

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  • ずっと手元に置きたい一冊

    全文を暗記している訳ではなかったので、改めて読むと、こころにささる文がたくさんありました。

    1ページに一文というところが、ひとつひとつの文章を噛みしめ、思いを馳せる時間を与えてくれます。
    きっと宮沢賢治も、同じようにこの文章を生み出したような気がしました。

    この名作を絵本で愉しめるということが、最高ですよね。
    うたのような、呪文のような文章は、意味が理解出来なくても愉しい。
    意味が理解できるようになってからも、感じることは、きっと読むたびに変わる…。
    絵がまたいいですよね。色使いが華やかで、癒される感じがしました。

    絵本だから手に取りやすい。
    絵本だから表現できたこの『間』。
    ずっと手元に置きたい一冊だと思いました。

    投稿日:2016/12/22

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    2
  • 色がつく

    宮沢賢治の有名な詩というか言葉です。どんな人でも耳にしたことがあると思います。手帳に書き込んだその勢いは字を見ているだけでも感じます。作品として完成させたもの、ではなく、そのときに沸き起こってきた感情をとにかく消える前にかきとめた、そんな印象を持っています。だからこの言葉に添える絵によって、さまざまな捉え方ができるものになるだろうと思いました。柚木 沙弥郎さんの絵により、この詩に色がついた、と第一印象で感じました。それでも字の大きさや鋭さはそのままあるので、ポップな感じではない。色がつくことで嬉しさにかわるのではなく、寂しさやつらさも残している。知っている言葉が生きてくるんだなと思いました。

    投稿日:2016/12/20

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  • 明るく斬新なイラスト

    賢治がずっと思っていたこと、こうありたいと思い、書き留めていたこと。
    この気持ちは、彼の残した作品のいろいろなところに現れていると思います。
    すっかり暗唱できる短い詩のような文章ですが、こんな風に生きるのは
    容易なことではないです。
    この絵本は、とても明るい色とフォルムで、イラストが描かれていて
    また違った印象で良かったです。

    投稿日:2016/12/03

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    2
  • 祈り。

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子5歳

    有名な宮沢賢治さんの、有名な『雨ニモマケズ』。
    ある時はテレビで、ある時は本で、
    いろいろな場面で見聞きする『雨ニモマケズ』ですが、
    私にはこの絵本が一番心に響きました。
    それはやはり、宮沢賢治さんの、八歳下の弟さんのお孫さんの書かれたあとがきが、一番大きな理由だと思います。

    病身の身で執筆された、『雨ニモマケズ』。
    作品というよりは、「祈り」であったこと。
    そして、「行ッテ」という箇所が、なによりも大事であることと、
    その理由。

    『雨ニモマケズ』を「祈り」であると捉えることによって、
    人間が人間であるゆえの傲慢さを捨て、
    謙虚に生きる清い心を持とうとすることの大切さ、
    そして清い心を実践する大切さをを
    思い知らされます。

    五才の娘にはまだ早かったかな。
    私には、「祈り」としての『雨ニモマケズ』が
    しっかりと心に刻まれた一冊です。

    投稿日:2016/12/28

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    1
  • ありそうでなかった?

    7歳の息子と一緒に読みました。
    息子はまだ知らないだろうと思っていましたが、「アメニモマケズ」と読み始めたら、「カゼニモマケズ」と続けていました。思わず口から出たという感じでした。きっとどこかで聞いていて覚えていたのだと思います。
    私はこの宮沢賢治の詩が大好きで、幾度となく読みましたが、こんな風に素敵な絵が加わった絵本というのは、今までありそうでなかったものだと思います。
    この絵本がさりげなく本棚にあったら、素敵かも。そう思って購入を決めました。

    投稿日:2016/12/26

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    1
  • 心の中の本棚に

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    この詩はところどころ覚えているところはありましたが、こうして初めから終わりまで読んでみると、あーたしかに、私もこういう人になりたいと思いました。
    丈夫な体を持って、欲にまみれず、感情に振り回されず、困った人がいたら助けてあげて、いつも穏やかに生活する。とても理想的です。けれど、とても難しい。少しでも、こういう生き方に近づけるように、何度も読んで覚えて心にとどめておきたいです。
    宮沢賢治さんが、闘病中に手帳に書きづつった祈りの言葉だと本には書いてあります。そういう自分がとても苦しい状況で書いた言葉であるからこそ、生きることに対して真剣に向き合って生まれた力強いメッセージとなって私たちの心を揺さぶり続けているのだと思います。
    絵も、この詩に負けず劣らずの強烈な印象が残りました。この詩をふと思い出すとき、この絵がいつもセットで頭の中に思い浮かびそうです。

    投稿日:2016/12/26

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