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ふくしまからきた子自信を持っておすすめしたい みんなの声

ふくしまからきた子 作:松本猛 松本 春野
絵:松本 春野
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2012年04月01日
ISBN:9784265081103
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 13
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  • 福島と広島

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    いわさきちひろさんの息子さんと孫娘さんの共著。
    画風はやはり、いわさきちひろさんを彷彿させます。
    広島市に住むサッカー少年だいじゅは、隣に引っ越してきたまやに声をかけます。
    だいじゅと同じくサッカーが得意そうなまやですが、
    もうサッカーはしない、と言うのです。
    だいじゅは、家族から、まやが福島の原発事故のために母の実家に避難して来たということを聞き、
    祖父が被爆2世だったことも知るのです。
    身近から知る原発事故というストーリーから、
    子どもたちもマイルドに、その事実を体感できると思います。
    あとがきでは、さらに詳しい解説があります。
    小学校のおはなし会で読みました。
    参加者は少なかったですが、何か感じ取ってくれれば、と、心をこめて読みました。

    投稿日:2013/03/08

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    2
  • ふくしまの意味

    福島から転校してきた女の子のまやと、広島に暮らすだいじゅ。
    福島から転校してきたというだけで、何を意味するかが解ってしまうほど「ふくしま」はとても意味のある場所になってしまいました。
    ごく普通の女の子だけど、ごく普通の家庭で生活することができず、家族はわかれて非難生活。
    何年経ったら帰れるのかも解らないのに、見た目には何事もなかったような廃墟の福島。
    突然に避難勧告を受けた、不意の事故でした。
    さりげなく描かれている、まやとは別の親戚と共に暮らす老父母のことを考えると、あきらめようのない災害に対する悲しみがこみ上げてきます。
    広島に暮らすだいじゅには、遠い昔になってしまったけれど、広島で原爆を被爆した祖全がありました。
    子ども同士のさりげないふれあいの仲に、二つの事実を埋め込んで、平穏でありながら、とても意味深いお話になっています。
    原発反対の世相と、それに対峙するように原発再開の話が出てきている今、被害者はごく普通の国民であることを忘れてはいけないと感じます。
    あとがきに、作者は思いを込めて長文を加えましたが、本文は抑制力のある素朴なお話。
    読者に考えを押し付けるのではなく、問題提起となっているように思いました。

    投稿日:2012/06/15

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    2
  • 出会えてよかった絵本でした。

    3・11関連の絵本として、
    表紙絵が印象に残り 読んでみました。

    いわさきちひろさんの
    息子さんとお孫さんの共著だったんですね。

    どのページの言葉も、 
    淡い色調でありながら細部まで描かれた絵も、
    深く伝わってくるものがありました。

    地球上の命と健康を守らなければいけない、
    未来が安心、安全なものでなければいけない、
    地球を汚してはいけない、

    「これからの日本を生きる君たちへ」という
    あとがきには 大事なことが
    ふりがなつきでわかりやすく書かれていました。

    50代の私もしっかり読み
    心に刻みました。
    このような絵本を作ってくださったことを
    感謝します。
    ありがとうございました。

    投稿日:2015/05/23

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    1
  • 大人にも お勧めです

    県図書館の震災関連コーナーにあり
    「ふくしま」とサッカーボールを
    蹴っている男の子と
    手前の腕組している女の子の表紙が気になり
    お借りしました

    カバーには
    舞台は、広島であることが書かれています
    広島のサッカー少年だいじゅくんと
    3・11の後に福島から引越ししてきたまやちゃんと
    のやりとり

    「みーちゃんは じぶんが いい子にしてなかったから
    こんなことに なんたんだって ないた」

    この言葉にせつなくなります
    そんなことないんだよーって語り掛けたい気持ちで
    いっぱいになります

    いろんなこと感じて、気遣って
    大好きなサッカーを出来ないと決めたまやちゃん

    だいじゅくんとひいばあちゃんとの
    会話もとても素敵です
    その場面が
    他の家族は影のように描かれ
    あまり関心がないのかな?とも思われますが
    TVの場面は、原発のニュースのような・・・
    窓から見える隣のまやちゃんちの様子
    お母さんは、妊娠しているんだね
    家族の話からは、おとうさんは福島に残っているし
    祖父母は、別の親戚のうちに・・・とのこと
    淋しいですよね
    文字がない場面は、想像を膨らませます

    だいじゅくんの幼いながらも
    まやちゃんを気遣う様子に
    心が温かくなります
    まやちゃんにも伝わります

    多くの文字を使わず
    絵で魅せてくれます

    原発についての説明が
    こどもにもわかるように
    丁寧に説明されている文章があり
    「これからの日本、地球に生きる君たちへ」
    というメッセージが
    最後にあります

    いわさきちひろさんの作品に似ている色使い?
    と、思ったら
    作者はちひろさんの息子さん
    絵は、お孫さんの作品でした

    日野原重明氏作で、絵がちひろさんの絵本
    を紹介した後
    この絵本を
    生涯学習活動の時に
    30〜60代の大人対象で
    読んでみました

    絵本=こどもの本
    と、思っている方々もいらっしゃる中
    社会問題を考える入り口として
    こういう絵本もあるんですよ、と
    紹介してみました

    難しい問題で
    わからないこともたくさんですが
    みんなで考えるきっかけ作りになったように思います

    絵本の力、作品の力は大きいです

    投稿日:2014/06/10

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    1
  • 3.11原発事故を語り継ごう

    わたしの知り合いの方からこの絵本をいただきました
    いわさきちひろさんの子どもの松本猛さんと孫の春野さんの絵本です

    サッカー好きのだいじゅくんがサッカーボールの練習「かがわ・ながとも・だいじゅ」と言いながらボールを蹴っています

    転がっていったボールを女の子が蹴りました。  すごい! シュート!

    この子はまやというおんなのこ ふくしまから 広島に避難してきました
    お父さんは仕事で福島にいます
    まやは 淋しくて・・・ きっと 友達とも別れて悲しい思いをしているのでしょう
    だいじゅは 家族に話をします
      
    ひいおばあちゃんは広島に原爆が落とされたこと。(1945年8月6日) おじいちゃんが被爆2世だった、死んでしまったんですねが(つまり、ひいお婆ちゃんの子どもですね)
    だいじゅはどんなおもいでひいおばあちゃんの話を聞いたのでしょう

    「総理大臣になって 放射能をなくすんだ」 こんな決意をしたんですね

    そして、隣に住んでいるまやちゃんのことを気遣ってるのです

    まやちゃんが笑顔になった だいじゅくんの優しさが嬉しかったのでしょうね
    子どもは笑顔が一番!
     
     あの3.11でたくさんの人が亡くなり 今、原発の放射能の影響を考えて避難している人たちがたくさんいます

     松本猛さんの後書きを読んで 原発の怖さが胸に突き刺さります
    これから日本は 世界は原発を どうするのか
     
    汚染水が漏れていて世界中から 海に流れ 海が汚染されることを不安がられています
    世界中の問題として 原発をなくすことを真剣に考えなくてはなりません
    どんなにか時間がかかっても・・・・

    この絵本は大人にも子どもにも 語り継いで行かれる絵本だと思います
    私も 子どもたちに読んであげたいと思います!

    投稿日:2013/09/18

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    1
  • 放射能のことについて、考えさせられる絵本でした。
    私は広島に住んでいますが、原爆と原発…まったく違うようですが、放射能の被害を受けたという点で同じです。
    放射能は恐ろしいものです。
    原爆も原発も、大人がしてしまったことで、子どもは犠牲者でしかありません。
    違う土地に泣く泣く来た子どもの心に寄り添い、いつ福島の子どもが来ても受け入れられるように、私たちは心の準備をしないといけないと思いました。

    投稿日:2013/07/24

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    1
  • 課題図書

    今年度の長野県課題図書になっていたので、娘と読んでみました。
    原発に関して、いろいろな意見があると思いますが(特に原発関連の
    仕事をしている人などは、当たり前かもしれませんが、原発がよくない
    とは絶対言いませんよね。頭がいい人が多いのだろうに、それがいつも
    不思議だなあって思うのですが)、我が家は3.11以来、一貫して
    原発には反対な立場でいます。娘にもやっぱりそういう考えでいて
    ほしいので、この絵本のような、小さな子どもでも読むことができる
    ものがあるのはいいなあと思いました。

    最後に、「これからの日本を生きる君たちへ」と書かれた原発のことに
    ついての詳しい説明があります。この部分は、娘にはまだまだ難しかった
    のですが、読んで、説明しました。たぶんよくわからなかっただろうな
    あと思いますが、「なにやら危ない、難しいことがあるんだな」という
    感覚だけでも嗅ぎ取ってもらえたらいいなと思って。

    投稿日:2013/07/05

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  • 3.11のその後

    • 図書うさぎさん
    • 40代
    • ママ
    • 香川県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    「ふくしまからきた子」というタイトルで3.11の後の話だと思い図書館で借りて読みました。ふくしまから転校してきたまやと広島に住むだいじゅ。
    まやとだいじゅとの会話の中で、3.11は終わっていない。大好きな友人と別れたまや。自分だけ避難してきたことへの葛藤。だいじゅは家でまやの話をして初めて広島で起こった原爆の話を祖母から聞きます。
    次の日の二人の会話でまやが笑っている姿にこれからの「ふくしま」の
    復興を願わずにはいられません。
    「ひまわりのおか」と2冊5年生に読み聞かせをしましたが、いつもはにぎやかなクラスも静かに聞いてくれました。
    小学校での読み聞かせも子どもが6年生になるので今年限りですが、これからも風化させないためにも読み聞かせをしたい本です。

    投稿日:2013/04/07

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  • 続編も読みたい

    透明感のあるイラストに惹かれ、手に取りました。
    広島に住むサッカー好きの小学生だいじゅ。福島から隣に引っ越してきた女の子まやがサッカーがうまいことを知り、話しかけます。
    でもまやは、福島の友だちがまだ外で遊べないから、自分もサッカーはやらないと言うのです。
    だいじゅの健気で明るい気持ちが、少しずつまやを明るくしていきます。
    続編で「そつぎょう」というお話もあるようなので、読んでみたいです。

    投稿日:2021/08/07

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  • 七代先の子どもたちへ

     自分の先祖を順番に並べたら、たかだか5人ぐらい前で江戸時代あたりの先祖になるのだろうか。
     私の前が父母で、その前には祖父祖母、その前が曾祖父母。このあたりになるとすでにどんな人だかわからない。
     人類の歴史などと大仰にいっても、その程度なのだ。
     本書の作者で、画家いさわきちひろの子どもである松本猛さんがこの絵本の終わりに、「七代先のことを考えて判断しなさい」というアメリカ先住民の言葉を紹介しているが、七代先とは言葉でいえば簡単だが、実は途方もないくらいの年数ということだ。

     ヒロシマやナガサキの原爆からでもせいぜい三世代前といえる。
     たったそれだけの年数なのに、この国は原子力発電を容認し、拡大していったわけである。そして、東日本大震災による東京電力福島原発での事故。
     それは、「まさか」であったのか、「やっぱり」であったのか。
     高度成長期のこの国は豊かさを国民にもたらしたが、その一方で「七代先のことを考える」ことはしなかったのだ。

     松本猛とその娘である松本春野の共作となったこの絵本は、原発事故によって福島から広島に避難してきた一人の少女と同級生となったサッカー好きの少年の物語だ。
     ひとり仲間にはいらない「ふくしまからきた子」、まや。
     彼女のことが気になるだいじゅ少年は家で彼女の事情をきいてみる。
     放射能、原爆、避難。ヒロシマとフクシマ。
     その夜、少年は母の背にしがみついて泣くまやの姿を見る。

     子どもたちに罪はない。
     「七代先のことを考え」なかった大人たちの責任だそのことをきちんと伝えていくことが、今の私たちの大きな課題といっていい。
     物語であれ、ノンフィクションであれ、本書のような絵本であれ、子どもたちに、「七代先」の子孫たちに、伝えていくことがどんな大事なことか。

     そういえば、この絵本で絵を担当した松本春野はいわさきちひろから二代めにあたる。祖母ちひろの柔らかなやさしさを受け継いでいるようなタッチの絵が、いい。

    投稿日:2017/03/12

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