わすれられないおくりもの」 みんなの声

わすれられないおくりもの 作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁央
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1986年10月
ISBN:9784566002647
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 181
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181件見つかりました

  • 旅立ちのときを迎えて

     もうすぐ13歳になろうとしていた愛犬が旅立ちを迎える「その日」のために、どうしたら娘の悲しみを少しでも和らげてあげることができるだろうと、ずっとずっと長いこと考えていました。
    そして、何冊もの絵本を手元に用意してありました。
    1冊ずつ、折を見て読み聞かせ、残りは「その日」が来てから読もうと、箱の中にしまってありました。
    この絵本も、その1冊。

     このお話を読むと、本当に、我が家の愛犬も、私たちの心の中で生きている・・・、大切な贈り物をたくさんのこしていってくれたんだな、という思いでいっぱいになります。
    今、とても穏やかな、希望に満ちた心で、娘といっしょにこの絵本を読めることが、本当にしあわせなことに思えました。

    投稿日:2012/02/06

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  • 悲しいけど心が温かくなるやさしいお話

    5歳の娘にはまだだいぶ早いかなという印象。噛み砕いて内容を説明してやれば理解はできるでしょうが、それに対して何かを感じたり、感動したりするにはいたらないと思います。小学生以降向けかな。

    親の私が読んだ感想としては、数年前に亡くなった義母を思い出し、直に泣けました。たいせつな人の死を、どう受け止め、どう乗り越えていけばいいのか、義母(娘にとってはおばあちゃん)の死を通して、理解していたつもりでいたけれど、改めて考えさせられました。娘にはばあばのことを忘れてほしくないという思いから、ことあるごとに義母の話をし、お空で見守っていてくれているんだよと教えています。

    投稿日:2011/12/11

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  • 大人にもおすすめです

    • ぶんぶんぷんさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子 14歳、男の子 11歳

    小学校三年生に向けて読んであげる機会がありました。
    絵本好きな人なら誰しも知っているような内容ですが、死をテーマになっているため、子ども達に受け入れられるか少し不安でした。
    でも、主人公のアナグマの死を、アナグマの周りにいるアナグマが大好きな動物たちと同様、あらがえない物、しかし生前の優しい気持ちや教え、生き様のようなものが遺された者をなぐさめてくれるのだと感じてもらえたようで、静かに優しいまなざしで聞いてくれました。
    絵も丁寧で優しく、動物たちのそれぞれの性格や生活を想像させてくれるあたたかで、大人になっても時折読み返す大事な絵本です。

    投稿日:2011/11/19

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  • 死の乗り越え方

    親しい者の死の乗り越え方と作者:スーザン・バーレイさんの死生観が描かれている
    絵本でした。

    実は、この本のことは何度も色々なところでお奨めとして紹介されているにも関わらず、
    以前、子供の為に絵本の配本サービスを受けていた時に、そこの代表者が、
    「この絵本は子供向けではない」と、強い口調で論じていたのがとても印象に残って
    いて、ある意味問題作なのかな?、というイメージがありました。
    そして、今回、また息子が先生のお奨めで、学校から借りてきました...

    読んでみて、確かに小さな子供向けではないな、と思いました。でも、私の“死”に
    対するイメージ −「死んで、からだがなくなっても、心は残る」− と妙にあてはま
    る感じなので、読んでいて、すんなりと心の中に入ってくる絵本でした。

    まだ年を取っていても両親は健在で、幸いなことに人生の中で、恋愛で惚れた腫れた
    以外に愛する者を亡くしたことのない私には、死の乗り越え方を優しく説いてくれて
    いるようにも感じました。

    でも、お奨めとは書けません。とても繊細なテーマで、やはり受け入れられる・られない
    は、その人の感性によるだろうな、と思うからです。でも、私には、心に残った話でした。

    投稿日:2011/07/31

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  • 涙うるうる

    5歳の息子と3歳の娘に読み聞かせました。

    ちょっと難しいかなぁ?と思ったのですが、読んでいる途中に
    息子の目はうるうるしてました。
    死んでしまったアナグマの事や、他の動物達の悲しみを感じる
    事ができたようです。

    3歳の娘には難しかったですが、動物達が出てきて、
    やさしい絵だったので、それなりに楽しんでいました。

    母としては、アナグマの死を表現している部分がすごく
    気にいっています。

    ”アナグマが長いトンネルを歩いているうちに
    体が軽くなって、走れる事が出来て、そのうち
    体がなくなって自由になった気がした”

    ”死”に対して、直接的ではなく、しかも肯定的に表現
    しているので、素敵だなぁと思いました。

    投稿日:2011/06/13

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  • 悲しすぎる・・・

    悲しいアナグマさんの死。。。
    でも、仲間たちはそれを乗り越えていきます。
    わすれられないおくりものを通して・・・。

    悲しい死。
    だけど、死は悲しいばかりじゃない。
    そんなことを教えてくれる本です。
    読みながら子供と一緒に
    泣いちゃいました。
    読み終わった後もしんみりしちゃいます。

    生きていくうえで、とっても必要な1冊だと
    思います。

    だけど、私は絵本は楽しみたいので
    悲しすぎるこの絵本は☆4つで。

    投稿日:2011/06/07

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  • かけがえのない存在

    • まゆしおんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子7歳

    わが子たちにはまだ早いかな?とも思うが、読んでいる私が癒されている。
    残された者の心がその存在のおかげでこんなにも変われること。
    命ある限り大切にしたい、かけがえのないものの大切さ、言葉にならない優しいものこそを。

    投稿日:2011/06/04

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  • 幼い子には難しい

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳、女の子1歳

    物凄く有名で、評価も高いこの絵本。
    やっと手に取って読むことが出来たのですが、
    正直、この作品、
    幼い子供では、読みこなせないのではないでしょうか・・・。

    小学生以上、特に大人が深い深い感銘を受けると思いますし、
    小さな子供が、死の“受け止め方”に戸惑っている時は良さそうです。

    ですが、この抽象的な表現で、
    死を“理解”するのは、少し難しいと感じます。

    理解の一助とするには、
    「いつでも会える」や「くまとやまねこ」などの方が、
    分かりやすい・伝わりやすいと思いました。

    身近な人が亡くなったので、娘に読み聞かせしようと思いましたが、
    3歳にはまだ早そうな作品です。

    投稿日:2011/05/01

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  • 涙が出ました。

    • りょうあおさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子7歳、女の子5歳

    読むにつれて、じんわりと涙が出ました。子供達にはまだ内容を深く理解するには難しいようでしたが、「大好きな人が死んじゃってみんな悲しんでいる。寂しい。」ということは分かり、真剣に聞き入っていました。毎日読むような楽しい感じの本ではないですが、何かの節目や大切な時に、是非読んであげたい本です。

    投稿日:2011/04/01

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  • ずーと家の本棚に

    物知りでみんなから頼りにされていたアナグマ。
    困っているともだちがいると誰でも助けていたアナグマ。

    そんなアナグマはもう自分の人生が長くないことを知っていました。
    でも、アナグマは死んでも、心は残るということをしっていたので死ぬのは恐くありませんでした。

    でも、残された動物たちは悲しみでいっぱいです。
    アナグマの存在がどんなに大きかったことか。
    みんな心にぽっかり穴があいたよう…。

    人も同じですよね。
    大切な人を失った時、何も手に付かず泣いてばかり。

    それでも、時が癒してくれます。
    最初は、アナグマの事を考えると悲しみばかりでしたがアナグマが沢山の大切な思い出を残してくれていることにきづき…。

    そうやって先にすすむのですね。

    人は、必ず死というものに遭遇します。 
    残されたもののありかた、そして、これからどう生きていくか考えさせられる本です。

    この本は知り合った入院患者さんからいただきました。

    この本に巡り合わせていただいて感謝しています。

    生涯、私の家の宝物にしたいと思います。

    投稿日:2011/03/23

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