モチモチの木」 みんなの声

モチモチの木 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1971年11月20日
ISBN:9784265909063
評価スコア 4.83
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みんなの声 総数 140
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140件見つかりました

  • ひさしぶりに読みました

     はじめてこの絵本を手にしたのは、まだわたしが小学生のときですから40年以上前です。
     その後、勤め先の保育園でも、娘にも何度も何度も読んできた大好きな本でしたが、最近は本棚にしまったままでした。すでに絵本はそうとう色もあせてきてしまいましたが、久しぶりに幅広い年齢の方への読み語りの機会を得ました。
     暗記するほど読み込み、豆太が我が子のように思えました。

     私自身も、娘も、そうとうの臆病です。

     でも、「にんげん、やさしささえあれば、やんなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」そのじさまのことばに、どれほど勇気を与えられたでしょうか

     モチモチの木に灯がついたときの、あのうつくしいきり絵は、何度そのページを開いても、新鮮な感動があります。まるで、灯がともったときにいっしょに音が聴こえてきそうなくらいの美しさです。

     今も昔も時代を超えて、人の心の成長を描く昔話は、ぜひ語り継いでほしいな、語り継いでいきたいなと改めて思いました。

    投稿日:2010/11/13

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  • 切り絵ならでは、素敵な雰囲気の絵本です。

    • ももうさ♪さん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子2歳、女の子0歳

    つい最近、テレビ絵本で放送していましたね。
    谷啓さんの朗読が素晴らしかったです。
    ご冥福をお祈りいたします。

    親の私は、
    子どもの頃にこの絵本を読んだ記憶があり、
    好きなお話であり、
    子どもに読んであげたいお話なのですが、
    2歳の娘には切り絵独特の雰囲気や表情が怖かったようです;

    それこそが素敵で魅力的なんですけどねぇ。。
    テレビを消せ!と言われてしまいました。
    お母さんは最後まで見たかったよぅ。。。

    もっと大きくなって、
    怖がらなくなった頃に、
    是非とも手元に1冊置きたいと思っている絵本です。

    泣き虫豆太の頑張りが大好きです。

    投稿日:2010/09/29

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  • 心に残る名作

    小学校低学年の頃に買ってもらい、大人になった今でも一番心に残っている大好きな作品です。

    滝平二郎さんの切り絵と斎藤隆介さんの文章がお互いに引けを取ることなく、どちらとも力強く、素晴らしい。子供心にも感動したのを覚えています。

    最近改めて読み直し、やはり日本児童文学史に残る名著だと感じました。外国育ちの息子ですが、このような本をちゃんと読める日本語力をつけてあげたいと思います。

    投稿日:2010/09/07

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  • 滝平さんの神髄

    5歳になっても、夜ひとりでトイレにいけないおくびょうな豆太とおじいちゃんの二人暮らし。
    渋いお話だけど、滝平さんの切り絵の見事さがとても感動的な絵本に仕上げています。
    豆太がなづけた「モチモチの木」が、豆太にとっておいしいモチを授けてくれる木であったり、お化けのような怖い木であったり。豆太の心にとても大きな存在です。
    冬の夜モチモチの木に灯りがともるという言い伝え。
    豆太は怖くて出られないけれど、おじいさんがおなかを傷めて医者を呼ばなければといったときには、無我夢中でよるの山道を駆け下ります。
    優しさは人を強くするという言葉がびったり。
    豆太は灯りがともったモチモチの木を見ることができました。
    おじいさんの具合が良くなったら、また臆病な豆太に戻ってしまったけれど、きっとこの体験は豆太を育ててくれるでしょう。

    お話のことを書くと素晴らしさが充分に伝わらないのですが、おじいさんと豆太、そしてモチモチの木とお医者さん。登場するものが少ないので、滝平さんはそれぞれをとても象徴的に描いています。
    お話とともに絵が心に残りました。

    投稿日:2010/06/11

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  • 懐かしく新鮮!

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    小学生の頃、教科書で読んだお話でした。
    同い年の豆太に自分を重ね合わせて聞き入る息子を見ると、読み手
    の私もいつしか豆太を応援せずにはいられませんでした。
    豆太とじさまのやり取りが、母の安全地帯から付かず離れず、日々
    新しいことに挑戦し、喜びを感じていく息子の姿にそっくりでした。
    滝平二郎さんの絵は全体的に落ち着きを保ちながらも、豆太が見た
    念願の火はいっそう読み手に情熱的に訴えていて、じさまの語り口
    とあいまって、温かい余韻をのこしてくれました。

    投稿日:2010/02/07

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  • 子供の頃と大人になって

    全くまめたはおくびょうもので〜
    と始まるこの作品、初めて読んだのは学校の教科書でした。
    子どもの頃は暗い絵柄でそんなに好きではなかったけれど、ずっと心に引っかかる作品でした。
    大人になり読み返し、絵の素晴らしさと話の良さ、読んでいて涙が出そうになりました。
    とても心が温まる作品です。

    投稿日:2010/01/21

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  • 可愛い豆太と優しいじさま

    滝平二郎さんの絵が懐かしいモチモチの木。
    たまたま図書館で見つけ読みました。
    下の子(年中)が滝平二郎さんの絵が好きで
    喜んで見ていました。
    私が小学校の時に教科書に載っていたお話だったのですが
    うろ覚えだったのでとても面白く読みました。
    豆太が成長する過程やじさまの優しさなど
    本当に良いお話だと思います。
    下の子が保育園から滝平二郎さんの絵の絵本を
    よく借りて帰るのですが私も滝平二郎さんの
    本にはまりそうです。
    さすがロングセラーだと感動しました。
    手元に置いておきたい本だと思います。

    投稿日:2009/12/28

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  • 教科書だけじゃなく絵本でも楽しんで欲しい

    • 西の魔女さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    小学生の私が大好きだった絵本です。
    もちろん今でも好きです。

    地平線近くの夕焼け空を
    影になり真っ黒に染まった木の枝越しに見る度に
    この絵本のモチモチの木に灯が燈る場面を思い出します。
    本当は夕焼け空ではなくて月の明るい夜空の場面なのですが
    この場面の印象が
    強く心に残っているからだと思います。
    この絵本との出会いのおかげで 
    こんな素敵な情景を
    度々楽しめるようになったのだと感じています。

    小学校の教科書で学習するようですが
    とにかく絵が(もちろんお話も) 素晴らしいので
    子ども達にはぜひ絵本でも 読んで欲しいです。
    ちょうど今からが この絵本の旬の季節でもあります。
    こんなに印象に残る絵本は そうたくさんはないと思います。
    大人の方も まだの方はぜひ。
    とてもおすすめです。

    投稿日:2009/11/18

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  • 子どもたちは主人公の気持ちに共感!

    • JOYさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子8歳、女の子6歳、男の子3歳

    昔、国語で読んだので、懐かしいなぁ、という思いで購入しました。子供心に、「なんて地味な絵だろう…。」と思った覚えがあるのですが、我が家の子どもたちの反応も同じようで、きっと子どもに任せておいたら手にすることはないかな?という渋さです。

    でも、暗い夜に見るモチモチの木の怖さ、最後のシーンで豆太がみる、明かりのともったモチモチの木が、まるで豆太をたたえているように輝いて見えるシーンは、この切り絵だからこその迫力で、読んでいる私のほうまで感動してしまいました。そして、大好きな「じさま」のために勇気を振り絞る豆太の震えるような気持ちに、子どもたちはとっても共感したようです。

    絵が恐いのか(笑)子どもたちは自分から本を取り出すことはあまりないのですが…。でも、また少し大きくなってからでも、何度も手にとって味わいなおして欲しい名作です。

    投稿日:2009/10/07

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  • 切り絵がため息をつくほど美しい

    じさまと2人暮らしの5歳の豆太は、とても臆病。夜中に一人で雪隠にもいけない。雪隠は外にあり、そこには大きなモチモチの木がおばけにように立っているからだ。じさまは真夜中でも豆太のために起きて雪隠に連れて行ってくれる。霜月二十日の丑三つ時、モチモチの木に火が灯り綺麗だと聞いた晩、豆太はそんなの怖くてとんでも無いと思ったが、その夜、じさまの苦しむ声で目を覚ました…。
    私も子どもの頃に読んだ絵本です。切り絵がため息をつくほど美しい。言葉遣いが難しく、娘に分かるかなあと時折質問しながら読み、「〜ってなあに?」と訊かれれば、読んでいる途中でも答えています。でも絵もあるし、何となくわかっているみたいです。読んで、と持ってくる回数も多いです。

    投稿日:2009/09/20

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