くまとやまねこ」 みんなの声

くまとやまねこ 作:湯本 香樹実
絵:酒井 駒子
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2008年04月
ISBN:9784309270074
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 70
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70件見つかりました

  • なかよしのことりが死んでしまって かなしみ一人閉じこもってしまったくま(気持ちがわかるだけに つらいものが有りました)
    最愛の人との別れ どの人も誰もが経験することですが やはり 読んでいると涙が出てきます

    悲しみが伝わってくるのです(悲しいとき流す涙の大事さを思います)

    湯本さんのお話の展開がまるで 映画を見ているようです

    ことりとの楽しかった思い出 
    二人で話した「きょうの朝」の大事さ 
    「ぼくはきのうの朝より、あしたの朝より、きょうの朝がいちばんすきさ」この言葉がこころに残ります
    きょうという日は二度とないのですから・・・・

    くまが 閉じこもり悲しみから乗り越えるのには時間が解決してくれるように思いました
    それから おひさまや 風 草のにおい 白い雲 これらの自然のめぐみは こころを癒してくれる大切なものです
    人は自然のめぐみにどれだけ助けられることでしょう

    そして 出会い やまねこは バイオリンを奏でてくれました
    このやまねことの出会いがくまを前に向かわせてくれたのですね

    ことりを土の中にかえして葬ってあげました
    思い出を心に刻み込み そして やまねこと旅に出るのです

    映画のストーリーが見事に絵本にされたと思いました(酒井駒子さんの絵も効果的でステキでした)

    「くまとやまねこ音楽団」いまでも世界のどこかを じゅんぎょう中とのことですから・・・・
    出会えたらうれしいな〜
    いいメロデーの音楽を聴かせてください!

    夢をもって生きていくことの大切さを感じつつ・・・・

    投稿日:2012/05/29

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  •  大きな悲しみは、回りからいろいろなぐさめられても、すぐには
    癒えるものではない。
    ゆっくり時間が過ぎていって、少し希望が持てるぐらいの
    心に落ち着いて、自分から前へ進んでみようかな?と思うと、
    その悲しみも、すごくいい思い出になるっていうのが、酒井駒子さんの
    絵とともに伝わってきました。
     大人になって読んだ本で、初めて泣いた絵本です。

    投稿日:2012/05/22

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  • 知ってほしい

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、女の子5歳

    くまが友達のことりを亡くしてしまうところからお話が始まります。
    くまは木の箱を作り、そこにことりを入れ、花でかざります。
    くまの表情も切なく、とても悲しいお話です。
    でも、「死」と言うことはいつか遭遇することだと思うので、その時のために、なんとなくでも理解していてほしいと思い、この絵本を読みました。

    投稿日:2012/04/06

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  • 酒井さんの絵が気になり、MOEなどにも紹介されていた為に購入。内容はある程度理解して購入したもの・・・今は読むとちょっと気持ちが一瞬でも沈むのが合わず。また読みたくなったらにしようと思いました。

    投稿日:2012/03/14

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  • 愛犬のぬいぐるみ

     「きのうはきみがしんでしまうなんて、ぼくは知りもしなかった。
    もしもきのうの朝にもどれるなら、ぼくはなにもいらないよ」
     半年前、家族として13年いっしょに暮らした愛犬が、突然天国へと旅立ちました。明日もまた今日と同じ朝が来ると信じていたのに・・・。愛犬のいない朝は、きのうまでとはまるで違って見えました。

     娘が、
    「〇〇(愛犬)の魂が入れるおうちがほしいから、ぬいぐるみを作って」
    と言うので、娘のために愛犬そっくりのぬいぐるみを作りました。
    娘は、以来、くまくんがずっと小鳥を入れた木箱を持ち歩いていたように、どこへ行くにも、何をするにも、ぬいぐるみといっしょでした。

     そして、くまくんが、
    「ぼくもうめそめそしないよ だって ぼくとことりはずっとずっと友だちなんだ」と、一歩前に歩き始めたように、娘もまた、
    「つらかったけれど、今は、〇〇がいつもいっしょにいてくれるから、さみしくないよ。
    それに、〇〇から、獣医さんになるっていう希望を与えてもらって、輝きに変えてもらったから。」と、言っています。

     私は未だに、心の中で「木箱」を持ち歩いているのかな? 時々、そのふたを開けて、涙しているのかな?と、この絵本を読んで思いました。

    投稿日:2012/02/13

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  • それでも生きていかなきゃ

    私ごとではありますが、2011年は、実家で大きな震災があり、産まれた町は津波に何もかもさらわれてしまいました。
    幸い両親・親戚は無事でしたが、幼少の頃に住んでいた場所の惨劇に放心状態だったころに、実姉が病気で亡くなりました。

    正直、悲しい絵本は好きではありません。
    悲しいことに直面していないときは、どこか他人事にしか感じられないのです。
    この絵本は、私の苦手だった悲しい絵本ですが
    当時、この絵本のおかげで心が楽になりました。

    絵本ナビさんのおかげで死に向き合う絵本に沢山出会うことができました。
    その中でも、この絵本がストレートに心に響きました
    もしかすると姉の飼っていたインコがでてくるため感情移入しやすかったのかもしれません

    大切な人を失ったかたには、すぐにでも読んで欲しい絵本です。
    残された人は、生きていかなきゃいけないのです。
    姉は、1年半前に末期癌が見つかり、短い闘病生活ではありましたが、少しでも生きたいと頑張っていました。
    彼女は生きたかったのです。
    その気持ちを忘れずに、生きていきたいとおもいます。

    投稿日:2012/02/12

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  • 大切な人をなくしたときに

    すごくつらいことがおこって、大好きな読書をすることもできなくなったとき、絵本なら読むことができるかと書店で手に取った本です。
    今は開くこともそうなくなりましたが大切な本です。
    元気出していこう!がんばろう!という気にとてもなれないしんどい時に寄り添ってもらいました。

    投稿日:2011/11/18

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  • 娘よ、何を感じましたか?

    1ページ、1ページ、6歳の娘と一緒に覗き込みながら、読みました。
     
    グレーの紙に、モノトーンの絵。
    子供はどんな反応を示すだろう? まだ少し早いかな?
     
    けれど、予想以上に この絵本に惹き込まれていきました。
    普段はおしゃべりで元気いっぱいの娘が、私の横で、静かに見入っていました。
     
    大切な友人を失った くまさんの心の中が、描かれています。

    小さな子供は、どんな風に感じたでしょう。
     
    絵本の後半で、それまでモノトーンだった絵に、綺麗な桃色が加わります。
    友人(ことり)のお墓をつくり、周りを花で飾るシーンなど、本当に美しいです。
     
    ぜひ、小さなお子さんとも 一緒に読んでみてください。
    きっとたくさんの事を、大切な何かを、感じてくれると思います。
     
    こういう感性豊かな絵本に、小さい頃からたくさん触れさせてあげたいです。

    投稿日:2011/10/21

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  • 悲しむ

    私の好きな作家さん二人の作品だったので、手にとりました。

    死による別れがテーマの絵本は他にも読みましたが、これまでで一番感動しました。

    大好きなことりの死を、くまは悲しみます。
    それは、痛々しいほど・・・
    みんなは「忘れたほうがいい」と言いますが、くまくんは閉じこもってしまいます。

    思いっきり悲しんだ後でないと、前を向くことはできないと、私は思っています。

    モノトーンの絵と合わさって、心に響く作品になっていると思います。

    投稿日:2011/10/14

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  • 亡き友人と今を支えてくれう人

    3年前に、兄のように慕っていた友人が他界しました。
    それはとても大きな喪失感で、どれだけ泣いても友人と話しても、ぽっかりとあいた穴は埋めることができませんでした。
    時間だけが、私を助けてくれる・・・そう思いながら3年。
    そうして雑誌で紹介されていたこちらの本に出会いました。

    私の場合は、この本で立ち直ったというわけではありません。
    3年の月日が私を助けてくれた、と思っていました。
    でも、そうじゃないことに気がつくことができたのが、この本です。
    悲しみの中にいる私を支えてくれた友人や、新しい出会い・・・私もくまと同じように、やまねこに出会っていたんだと気付きました。

    もう少し早く出会いたかった。
    でも今だから気がついたこともたくさんあった本だと思いました。

    投稿日:2011/10/07

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