夏休みに入る前に、読み聞かせで使用予定でしたが、タイミングを逃し、また来年までお預け状態です。
皆さんにも、ぜひ 夏休み付近で読んで欲しい一冊です。
変わり者のウエズレー。周りの子も両親も、自分自身でもそう思っています。
けれど、特に苦にする様子もなく、自分らしく暮らしているウエズレー少年の、夏休みの自由研究は『自分だけの国をつくること』でした。
思いついてからの彼の行動力・発想力・応用力・・・全てが素晴らしく、また文明を気付いてきた先人たちの知恵も活用しているようです。
多分 この絵本、小学生の子供達の色々なツボを刺激しそうです。
子どもの頃って、自分だけの物、自分だけの部屋、自分だけの**・・、に憧れるもの。それが、自分だけの国なんですから、憧れずにはいられないでしょうね。
とても楽しい絵本で、最後はウエズレーも町のみんなと仲良くなれたようで、めでたしめでたしなのですが・・・。
そのページが、個人的には引っかかると言えば、引っかかるところ。
町の家々はみんな似たような家で、町の子供の髪型もみんな お決まりだったのが、最後には みんなウエズレー国の衣装に変わっています。
「結局、何かひとつに流される風潮は変わっていないのかなぁ・・・、他の子には個性がないんだろうなぁ・・・」
と・・・。深読みしすぎでしょうか(笑)