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百年の家」 ママの声

百年の家 作:J・パトリック・ルイス
絵:ロベルト・インノチェンティ
訳:長田 弘
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2010年03月
ISBN:9784062830423
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,300
みんなの声 総数 31
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25件見つかりました

  • じっくりと絵を見ました

    大人がじっくりと読む本だと思います。
    細部にまで描きこまれた絵は、美しく、一つの世界を作っているように思えます。
    一軒の家をとおして、時の流れや歴史の積み重ねなどを感じました。
    楽しいことばかりではありません。
    つらいことも、全て受け止め見守ってきた家。

    賃貸暮らしだと、なかなか実感することが少ないのですが、「思い出の家」というのは、きっとこんな感じなのだろうと思いました。

    投稿日:2012/01/11

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  • 人がいてこそ

    絵がとても素晴らしく
    じっと読んでいると、いろんな気持ちになります。
    家は人がいてこそ生きるものかもしれません。
    建物は存在しても
    人がいるからこそ、綺麗になったり
    周りの自然も美しくなったりする。
    自然と建物と人、動物は
    それぞれが共存することで生きるんですよね。

    最後の家が一番自然と合っていないので
    このような現代であることが悲しくなってきます。
    家は存在していますが、
    自然は死んでいて、もしかして人の心も死んでいて
    建物も喜んでないのかも、なんて思いました。

    投稿日:2011/08/09

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  • 歴史を感じる

    1軒の家、とても重厚な家が見守ってきた人の営み。
    多くの人が生まれ、育ち、巣立ち、なくなっていく様、その時代を映し出すいろいろな出来事・・・一軒の家から見た人間模様が書かれています。
    時代が変わり、人が変わるとともに、家も少しずつ様変わりしていく、その時の流れは変えられないけれど・・・更地になり、まったく生まれ変わってしまう最後は少し残念な気持ちがします。
    なんといっても絵がいいですね。
    家だけでなく、一人ひとりの人間の様子、家のまわりの草地や畑、木。季節、時代によっていろいろな色を見せるその風景の移り変わりがすばらしい。
    何歳くらいで読めるかな?
    でも、小さい子どもに読んで聞かせるには難しいでしょう。
    子どもというよりも、大人が手に取りじっくりと味わう絵本だろうな、と思う。

    投稿日:2011/02/24

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  • 時代の変化を受け入れるということ

    表紙からいきなりの重厚感に圧倒されました。
    人物達の表情の暗さがとても気になりつつ、ページを開きました。

    この本の主人公は、1656年に建てられ、長い年月が経つうちにいつの間にか人の住まない廃屋になってしまっていた古い家。
    それが、1900年に再び人の住む家に生まれ変わり、そこから1世紀にもわたるこの家の歴史が物語られます。
    定点カメラによる撮影のように同じ構図で描かれた家。
    年月が経つにつれ、家の様子も、そこでの人々の暮らしぶりも変わっていきます。

    20世紀。それは、2度の世界的規模の戦争があった世紀でもあります。
    この物語の初頭、森の中にたたずむこの家の周りはまだ中世の雰囲気すら残した牧歌的な生活ぶり。でも、世の中は戦争への道をたどっていることがうっすらとうかがえるのです。
    戦場から離れた山深いこの場所。そんな場所に住む人々の日々の生活にも、いやおうなく戦争は影を落とすのですね。
    そして2度の戦争。具体的な描写はありませんが、人々の悲しみがひしひしとつたわってきます。
    表紙の絵は、この部分から取られたものでした。

    戦後の復興、人々の暮らしぶりの激変。古き伝統を軽んじる風潮。でも、それが時代の変化。これまでもさまざまな変化を受け入れてきたこの家は、今また、「現代風」への変化を受け入れることになるのです。

    この本を読み終えたとき、さまざまな感情が駆け巡りました。
    私は、ラストが明るいものとは受け取れませんでした。
    現代風な暮らし方、それはまさに今を生きる私たちの暮らしなのですが、それはあまりにも軽薄なのではないか・・・と思わせられて。

    でもこの家は、それでさえも甘んじて受け止めて、自らの姿を変えていくのですよね・・・。
    この本と同じく家という形をとって現代社会への警鐘を鳴らした名作「ちいさなおうち」との類似点・相違点を考えさせられました。

    何度も読み返したい名作です。でも、大人向きでしょうね。
    手元に置いておきたい1冊をまた見つけました。

    投稿日:2011/02/24

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  • 何度も読みかえしたくなる本

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    一回読み通しただけではもったいないと思える、内容に重みのある絵本だと思います。
    家の一生を、そこに住んだ人の一生とともにたどっていくと、家にも人生に似た過程があることに気づかされます。家も人と同じように、心をもち、一つ一つのできごとに喜んだり悲しんだりしてるんだなあと思いました。
    「なくなったものの本当の護り手は、日の光と、そして雨だ、と。」という家のつぶやきは、せつないけど事実だなあと感じ、そのつぶやきをかみしめます。人間もそうなんだ、土に返って、日の光や雨が護ってくれるんだ。。。って思うと、死ぬものの形はちがえど、みな同じものに返り、護られているんだあって考えに行き着くんですね。
    図書館で借りたものですが、自分のそばに一冊ほしいなあと思いました。これから成長する子どもにも一冊。子どものころに読み、そして成長してから読むと、味わい方がちがうんだろうなあと期待します。

    投稿日:2011/01/21

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  • 大人が味わう時の流れ

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    一つの家の歴史を100年間定点観測してる絵本です。
    歴史の知識が多少でもないとちょっと難しいと思うので
    中高生以上対象でしょうかね・・

    家族が増えて、技術が発達して、戦争が起こって、また開発があって・・
    と一つの家の歴史を自分も一緒に垣間見てるようで感慨深かったです。

    時が流れるということをしみじみ感じました。

    日本は開発のペースが速いので、このように
    100年定点観測できる場所ってあるのかなーとふと考えました。

    投稿日:2011/01/10

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  • 見るたびに新しい発見がありそう

    出版された時から評判が高かった本のように記憶していました。

    大型絵本の棚の中にあったので早速借りて来ました。

    文章もついていますが、絵だけでも充分に歴史をたどることができます。

    100年の間にも戦争はあり、物は移り変わり、時代も経て行く様子がわかります。

    その中には、生老病死があり、喜びも悲しみもある。

    凝縮された絵の中でいろいろなことを感じます。

    100年の間にこんなにも様変わりするのだなあという面でも驚きでした。

    絵がとても細かくて、見るたびに新しい発見がありそうです。

    投稿日:2011/01/06

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  • 素晴らしい作品です

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    すごい!!
    素晴らしい!!

    ものすごく緻密な絵にまずは、びっくり&感心

    100年の歴史・・・

    人との生活ながら
    人の一生はいろいろ変化がありながらも
    家はその人の力の手助けが必要なわけで

    いろいろな考え方とか
    生活の仕方とか
    戦争・・・

    いろいろ考えさせられます

    朽ちてしまうのかな・・・という心配は
    必要なくて、よかったです

    投稿日:2010/12/13

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  • タイトル

    タイトルが気に入ったのでこの絵本を選びました。長田さんの邦訳も素晴らしいと思いました。家とは何かを考えさせられる絵本でした。100年の年月、色々な事があっても家族を守ってきた家に畏敬の念を感じました。鳥肌が立ちました。歴史の重みも感じられる絵本でした。

    投稿日:2010/10/17

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  • 家と人、そして時間

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    『The House』が原題。
    バートンの『ちいさいおうち』同様、古い家が定点観察で、体感した人びとの営みを語ります。
    その語りの時空が百年ですが、実は、語られていない約250年の時間も、
    この家には染み込んでいるのです。
    画面いっぱいに精緻に描かれた人々の生活ぶりから、様々なことがわかります。
    語りの中には、戦争や、結婚、出産、死などもあります。
    描かれたたくさんの人々がそれぞれの人生を歩んでいたんだ、と
    ある意味当然のことが伝わってきました。
    扉の上の横板の変遷も興味深いです。
    ラストに描かれた最近の家の現状。
    スタイリッシュな家ですが、どことなく、古い家の精神が息づいているような気がします。
    1900年代を少し学んでいないと理解が難しいかもしれません。
    どちらというと、ノスタルジーを感じられる大人向けかもしれませんね。

    投稿日:2010/08/02

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