いいですねぇ、この絵本。
『あらしのよるに』みたいなドキドキ感がありますね。
でもこれは真昼間。お互いの存在はしっかり判っているし
もちろん敵対関係なんだけども
ゆらゆらする橋の上で互いが協力し合わないと
キツネもうさぎも川の中へとまっさかさま・・・という運命共同体なのです。そういう設定にスリル満点です。
捕まえたいウサギはすぐ目の前なのに
全く身動きが取れないキツネの歯がゆさと
ウサギの怯えた感じがすごく勢いがあって臨場感を感じます。
それでもラストはとても温かい気持ちになります。
キツネとうさぎのその後を知りたくなってしまいました。