主人公のらち君は、飛行士になりたいんだけど、とっても弱虫で、お友達ともなかなか遊べず、家の中で絵本ばかり見ていました。そんならちくんのもとに、小さな、一見頼りなさそうなライオンがやって来て、らちくんを強い男の子になるまで、暖かく見守っていきます。そして、いよいよらち君が、意地悪なのっぽに勝ったとき、ポケットの中にいたはずのライオンは、リンゴに変わっていました。
今では、やんちゃで人見知りもなくなった4歳の娘は、幼い時は、らちくんの様に臆病で恥ずかしがりやな女の子で、お友達の家に行っても、私の後ろにばかり隠れているような子供でした。らち君の成長振りが娘の成長振りと重なって、大変お気に入りの1冊です。