3歳の娘と読みました。
8歳兄も学校で読んだことがあるらしく、
「あっこれ読んだことあるよっ!
あのねっトンカツが出てきてね、それでブタヤマさんが
怖がって食べれなくてね、そしたらソースが来てね、・・・」と
全てネタバレされそうになり、
慌てて口を封じました。
ソースは来んだろう???
と息子の記憶力を疑った私でしたが、
果たして予言どおり、トンカツとソースが出てきて、
かなりウケる!
私のツボにはまったのはやっぱりブタヤマさんの一言です。
「ソースがないと食べれない」って、
アンタ怖いくせに!
とまたしてもつっこみを入れてしまいました。
ブタヤマさんとキャベツ君の個性が要所要所で発揮されている
期待通り一冊でしたが、
期待以上に素晴らしかったのは、おつきさまの登場。
三日月だったおつきさまが、とんかつを平らげて、
満足して満月になって登っていく。
お腹がいっぱいになったから満月になる、という発想が、
純粋なこどもならでは。
長新太さん、よくこんなこと思いつくなぁーと
思わずため息がでた一冊でした。