
おかあさんに「しょうゆと ごまあぶらと おとうふ1ちょう」の おつかいを頼まれたケンちゃん。ところが、帰り道に携帯で 「おとうふ あともう1ちょう かってきて」と言われてしまい……。 どうしても遊びに行きたくて、ケンちゃんは小さなウソを ついてしまいます。その後出てくる兄弟のかんちがいの連続で、 1ちょうの豆腐が最後に13ちょうにまで増えてしまう 奇想天外な絵本。 落語のような展開で繰り広げられる前代未聞の「豆腐事件」に思わず 大笑いし、、 大家族が豆腐料理を食べるシーンにほっこりする、 ユーモアとあたたかさを兼ね備えたお話です。 読んだあとは、豆腐料理がたべたくなること、間違いなし!?

小学一年生の娘と読みました。お豆腐は「一丁、二丁…」と数えること、「二人が2丁ずつ買うと4丁」「三人が2丁ずつだと6丁」、そして、「4丁+6丁+2丁+1丁は?」など、数のかぞえかたやかけ算たし算が何気なく入っているところに、数への興味へも繋がるな〜と思いました。
広範囲で描かれた街の様子を見ながら、「ここが家だね!」「こうやって右に曲がってお豆腐やさんに行くんだね!」などと迷路のように考えたりもして、ほんのちょっと頭を使う要素が含まれているので楽しみ方の幅が広がりました。
テーブルに並んだお豆腐料理を食べる家族を見ていると最後はほっこり幸せな気持ちになりました。 (ouchijikanさん 40代・ママ )
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