さみしいノネコのたのしいお話
山に暮らしていたノネコは、さみしくなって山をおりた。けれども、でっかい犬に追いかけられて、ノネコはびっくりして、土管の中に逃げ込んだ。その日は、まんげつの夜。それから何が起きたかというと・・・。
山に暮らしていたひとりぼっちのノネコ。ノネコは、さみしくなって山をおりることにしました。けれども、でっかい犬に追いかけられて、ノネコはびっくりして、土管の中に逃げ込みました。ところが、なんと、土管から体が抜けません。
なぜかというと、ノネコは、山で、毎日毎日お料理を用意して、お客を待っていたのですが、だ〜れもやってきません。しかたないので、ひとりで食べてしまっていたので、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのでした。
土管にはまったノネコが、じたばたもがいているところに、猫たちが集まってきました。その日は、まんげつの夜。それから、なにが起きたかというと・・・・・・。
児童文学の数々の賞を受賞している朽木祥の最新作、子どもから大人まで、ほろっとする絵物語です。
猫好き画家の片岡まみこさんが、すてきな版画で、物語を描いてくださいました。
続きを読む