人類はかつて、物と物とを交換して、ほしいものを手にいれていました。
ところが、そうした物々交換は、あまっているものがないと成立しないうえ、ものによっては持ち運びも大変!
そこで人類が創り出したのが、『お金』です。
物の価値だけを保管することのできる大発明!
はじめは石や貝だったお金は、やがて金属と紙になり、そしてデジタルな情報へと進化しています。
お金の稼ぎ方や使い方から、お金の歴史、そして、お金では買えないものについて——
お金や経済に関する知識を、用語解説の形でわかりやすく解説している学習絵本です。
お金って、いつどこで発明されたの?
銀行って、なにをするところ?
プリペイドカード、クレジットカード、デビットカードってなにがちがうの?
そうした基本的なことがらはもちろん——
技術や経験といった、『モノ』として手元に残らない『コト』に対してお金を使うことの価値。
そして、シェアリングやビットコイン、クラウドファウンディングのことまで!
お金に関する、現代的なあたらしい情報や価値観についても記載されているのが、本書のおおきな魅力です。
桁の多い数字に、聞いたことないカタカナと、小難しい漢字。
お金や経済って聞くと、なんだかそれだけでむずかしそう……
いえいえ、この絵本ならだいじょうぶ。
世界を動かすお金と経済について学ぶ、最初の一歩にぜひ!
(堀井拓馬 小説家)
続きを読む