
著名なバレリーナに見出された少女モーディーが、長い修行時代を経て、ヨーロッパに渡り、時代を象徴するバレリーナとなるまでを描く傑作。バレエマニア・ゴーリーによる光と闇の物語。

一人の少女がバレエの才能を見出され華々しい成功を重ねていく物語…と書きたいところですが、ゴーリーの本が薄暗くならないわけがない。
表舞台での成功とは裏腹に、舞台以外でのモーディーはちっとも輝いていません。全く笑顔がない。どれだけ成功しようとも、私生活は孤独のままでモノクロのイラストが非常によく合う。TVなんかで輝いて見える人たちも案外こんな感じなのかも…と思ってしまいました。
そもそも表舞台での成功も他人の不幸と抱き合わせの場合が多くてなんとも後味悪いまま進んでいきます。さすがゴーリー。
また、タイトルはコウモリですが、鳥に始まり鳥に終わる物語でした。 (たちばなさん 30代・ママ 女の子7歳)
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