絵本の中には「ともだち名コンビ」がたくさんいます。 中でも人気コンビというのは、仲の良さだけではなく、 そのキャラクターの組み合わせによって醸し出される雰囲気・・・と言うのが 愛されるポイントになるのではないでしょうか。 そして、ここにもまた新たな名(迷?)コンビが誕生したようですよ。
とっても行動派、でもおとぼけ具合がご愛嬌の「いぬ」と のんびりおおらか、でもちょっと気の利いている「くま」。 「くま」だけぬいぐるみ・・・という事は彼らには関係ないようです。 いつもふたりでいたくて、でも時々ひとりになりたくて、でもやっぱり ふたりでいる方が楽しくて・・・! 見ているほうがぐるぐるしてくる、二人のこんな気持ちが 愛らしいショートストーリとなって三話収録。 短いけれど、どれも必ず笑ってしまうオチがついて。 更にふたりのつぶらな瞳で表現される表情がクセになってきます・・・。 続編「いぬとくま ずっとふたりは」を読む頃には、 すっかり二人の世界に愛着が湧いてきてしまって。 合わせて読む事がオススメです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
なかよしの「いぬ」と「くま」。「ねえ、あそぼ!」と、いぬが誘いますが、くまは 読書中。それでもめげないいぬに、くまも降参。「わかったよ、なにしてあそぶ?」するといぬは、「本読んで!」でズコッ! ほかショートコメディ全3話。
★2007年ボストン・グローブ・ホーンブック賞受賞
いぬとくまは、仲良しです。3編が収録されてます。
@いすのうえのくま
Aねえねえ、あそぼ!いっしょにあそぼ!
Bいぬ なまえをかえる!
いぬは、くまを凄く頼りにして甘えん坊! くまは怖がりだから、やっぱりいぬを頼りにしている。いぬはくまに、遠慮なしに、「あそぼ あそぼ」ってうるさいくらいに・・・・・”いぬは、ただ友達と一緒にいたいだけなんだと」と、わかったくまでした。ときどき くまは、
ひとりっきりになりたいきもちが、わかるような気がしました。
いぬは、なまえを変えたいと思いましたが結局「いぬ」のままでした!二人は遠慮しないでいられるなかよしの友だちでした。 (押し寿司さん 70代以上・じいじ・ばあば )
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