けいこがお母さんから、編みものを教えてもらいます。あやとりを編むことを決めたけいこは、編んだものをお母さんに見せます。それは短かくて、「すずめのあやとり」「ねこのあやとり」といわれてしまいます。でも、今度編んだあやとりの糸は、ながーいながーい何メートルもある糸。おまけに糸ははしごになって、けいこは空を飛んだのです! 楽しい絵がいっぱいで、心も身体ものびのびしてくるお話です。
幼年童話です。
3部に分かれています。
私の少女時代を思いだし読みました。
小学生の頃、冬に限らず無性にあやとりがしたくなり、1ヶ月くらい夢中で遊んでいました。
この作品のけいこちゃんのように、母に鎖編みを習いあやとりの色々な形を教えてもらいました。
今思えば、母と一緒にあそんだ事が嬉しかったのだと思います。
さて、けいこちゃんは、自分のあやとりの糸が完成した後、おかあさんにも編んであげようと鎖編みに夢中です。
自分の背丈より長くなっても、「まだまだ」と外へ出ていき編み続けます。
すずめたちが、あやとりの赤い糸をみつけ、ミミズの行列と勘違いし、・・・。
こんなことができるなら私もしてみたかったなぁ〜。
とっても夢のある、お話でした。
けいこちゃんとおかあさんの会話が、日常ぽくってよかった。
山脇先生の可愛らしい挿絵もふんだん、カラフルで読んでいて楽しかった。
あやとりを覚えたお子さんにいかがでしょうか。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子12歳)
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