「こねこねピッツァ こねピッツァ ねこがこねこね ねこピッツァ♪」
楽しい歌とともにやってきたのは、一台のねこがたトラック。どうぶつたちがぎょうれつを作って待っています。
トラックの屋根がウィーンと開いてあらわれたのは、ねこピッツァ。7ひきのなかよしきょうだいが、どうぶつたちのオーダーに合わせてピザを焼いてくれる移動型のお店です。
「おまたせしました〜。ねこピッツァ かいてんでーす!」
でも開店だというのに、ぐっすり寝ている子がいるみたい?
ねこピッツァが焼いてくれるピザは、形もねこのおかお型。耳の部分はカリカリ? チーズはふわふわとろ〜り、トマトもみずみずしくて、なんて美味しそうなのでしょう。
そんなねこピッツァに、ある日特大ピッツァの注文が入ります。ぞうくんの誕生日会で焼いてほしいというのです。でも特大ピッツァなんてどうやって作ったら良いのでしょう? ちゃんと作れるのか弱気になるきょうだいたちの中で、みんなをやる気にさせたのは?
くさかみなこさんによるねこピッツァのお話は、「こねこねねこ」「ねこがこねこね」という言葉遊びも楽しく、繰り返し登場する「こねこねピッツァ こねピッツァ ねこがこねこね ねこピッツァ♪」を読み聞かせでみんなで歌ったら、とっても盛り上がりそう!
カワダクニコさんが描く7ひきのきょうだいねこ(くろ、ちゃ、ハチワレ、トラ、ミケ、ぱっつん、しろ)はそれぞれに個性的。後ろの見返しページに「こねこねねこのメンバー紹介」として、きょうだいの名前や特徴、好きなピッツァの種類が載っているので、お話を読み終えたらこちらをチェックしてまたお話に戻って、7ひきが各場面で何をしているのかを細かく追ってみるのもいいですね。
また「ねこがたトラック」は外側も中もどんな風になっているのかとっても気になる存在。じっくり見てみると車の中にピザ窯があったり、車の上でピザが食べれたり、とっても快適そう。他にもどうぶつのお客さんたちの様子に、楽しい秘密がいっぱい隠されているようで、読むたびに新しい発見がありそうです。
美味しくてユーモアたっぷりのねこピッツァ絵本。7ひきのきょうだいねこたちは、つぎはどこでどんなピッツァを焼いてくれるのでしょうか。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
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食べることが大好きなねこの7きょうだいが主人公。おいしいピッツァが食べたくて毎日つくっているうちに、いつのまにかお客が集まるように。これが「ねこピッツァ」のはじまりです。
ある日、特大ピッツァの注文が。
「とくだいって どのくらいおおきいの?」「このおへや ぐらいかなあ」「どうやって つくるの?」「ぜったいに ムリだよ〜」
……みんなだんだん弱気になっていきます。
そのとき、くいしんぼうのハチワレがこう言います。
「でも そんなに おおきな ピッツァなんて ワクワクするなあ〜」
\ そうだ。やってみよう! /
みんなで力をあわせて特大ピッツァ作りに挑戦です!
■個性豊かなねこたちが、がんばるきもちを応援!
・うたっているところが好き! とにかくおいしそうだしかわいい!!(年長クラスの幼稚園児)
・こねこねピッツァ♪ こねピッツァ♪ みんなも歌いながら世界一おおきなワクワクのピッツァをまわしましょう!(キャッツミャウブックス店主 安村正也)
・読んだあと「ピッツァをつくりたい!」と子どもたち。個性的なねこピッツァが完成しました。(2児の母)
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