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新しい友だちを得たチムは「ゆうかんなせんちょう」といっしょに、ふたたび海にでる。夢ふくらむ航海の始まりのはずだったが……。海洋冒険絵本チムシリーズ第2作。
「ねえ、なまえを おしえて」ルーシーは たずねました。「チムだよ。ぼくは ふなのりなんだ。……のってたふねが なんぱしちゃったから、つぎの ふねを さがしてるところさ」 ルーシーという新しいともだちを得たチムは「ゆうかんなせんちょう」(第1巻に登場)といっしょに、ふたたび海にでました。夢ふくらむ航海の始まりのはずだったのに、救助した遭難者がじつは海賊だったことから、思わぬ展開になってしまいます。 シリーズ第1作の『チムとゆうかんなせんちょうさん』が息子に語った作品に対し、こちらは娘に語った作品。父親としての子どもを見るまなざしは、かぎりなく優しい。イギリスの国民的イラストレーターであるエドワード・アーディゾーニの生誕100年を記念して、イギリスで企画された全11巻のチム・シリーズの第2作目。世代をこえて子どもたちを魅了してきた海洋冒険物語です。
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7歳の女の子ルーシーと、船乗りの少年チムが、友達になり、ルーシーのおじさんに船を買ってもらい、仲間を集めて船の旅に出ます。しかし、そのメンバーの中に海賊が紛れ込んでいて・・・。
娘にとって、自分と同じ子供が船の旅に出るということが、すごく驚きだった様子。私も、ルーシーのおじさんが、頼まれて、すぐにポンと船を買ってあげ、しかも一緒に航海へ出たのには、驚きました。でも、それ以外の話が、実にリアルなので、本当の話のように引き込まれます。海賊が、船を乗っ取ろうとするところは、読んでいて子供とどきどきしてしまいました。 (はなしんさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子3歳)
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