
ジョーゼフはお話を聞くのが大好き。図書館から借りてきたむずかしい本を、お話上手のママに読んでもらおうと思いました。でも、ママはいそがしいと言ってなかなか読んでくれません。ある日、ママは泣きながら、本当は読み書きができないのだとジョーゼフに打ち明けました。ママは、文字を学ぶための講座に通い始めます――。

本好きのジョーゼフは、図書館のリカードさんに本を読んでもらうのも好きだけど、お話上手なお母さんにも本を読んでもらいたいのです。
自分で読めるやさしい本と、少し難しい本の2冊をすすめるリカードさんのあり方には学ぶところ大ですが、お話はその先です。
お話上手なお母さんですが、本を読むのは苦手だったのです。
どうして他の人に読んでもらうように仕向けるのか不思議に思っていたら、お母さんは協会で読み書きが出来ないことをカミングアウト。
読み書きができるようになりたいと訴えるのです。
お母さんにしてみれば、これほどつらいことはなかったでしょう。
子どもの願いを聞いてあげられない後ろめたさ、ごまかしきれない事実。
でも、告白したお母さんはジョーゼフに近づくためにジャンプしました。
お母さんに対するジョーゼフの思いやりも素敵です。
読み書きという話であれば、お父さんお母さんには他人事に思えるお話でしょう。
でも、自分たちが子どもと共にあるためには、このお母さんの勇気が必要なときもあると思いました。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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