ぴこっ うまれたよ。
ことりが元気に殻を割って生まれてきます。
ちこっ こちっ ぱこっ ぴちっ。
次々に生まれたことりたちは全部できょうだい5羽。
ことりたちは、大きな口をあけて、ぴーぴー泣きながらお父さんとお母さんが持ってきてくれるごはんを待ちます。
「おなかがすいたね おかあさんまだかな おとうさんまだかな」
どんどん大きくなっていくことりたちはいよいよ・・・。
太い線で力強く描かれていることりたちは生命力にあふれていて、とっても元気。
そして、とっても可愛い。
「ぴーぴー」「ぐじゅるる ぴーちゅ」「「ぴっぴっぴー」
はじけるような擬音を耳にしながら、ページをめくるたびに成長していくことりたちを見るのは、
小さな子どもたちにとっても嬉しくて仕方がないはず。
ぱたぱた ぱたぱた とべたよ、とべたよ
おとうさんおかあさん、子どもたち、そして作者の喜びがたくさんつまっているこのページ。
何回だって読みたくなっちゃいます。
和歌山静子さんの1歳からの認識絵本の最新作は、喜びが追体験できる内容です。
嬉しいっていう気持ちを大切にしていきたいですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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