「バナナくん」 ママの声

この絵本では、バナナくんをはじめ、果物や野菜たちがコバエに襲撃されるのですが…これは、半分リアルな世界を描いたお話ということで良いのでしょうか？私には完全なフィクションとは思えないお話でした。食べ物を保管する際には、くれぐれも虫には気をつけようと改めて思いました。

「おいしいもり」シリーズ6作目。
ちょっと臆病な男の子、バナナくんが主人公。
虫嫌いというのもポイント。
いつもの面々とかくれんぼをしますが、なんと、コバエが登場！
バナナくんならではの最強の天敵という展開に納得納得。
いつもなら大活躍の薬味レンジャーも苦戦してしまう中、
とっておきの秘策が編み出されます。
バナナくんをおとり！？
その行き先には、あの巨大花。
こんな解決策があるとは、びっくりです。
コバエに悩まされる季節に、何だか爽快です。
それにしても、さとうめぐみさんの描くコバエ以外の虫たちが何ともキュートです。

暗いところや虫が苦手なバナナくん。果物や野菜の仲間たちとかくれんぼしますが、楽しくなさそうです。
そんなバナナくんを襲ったのは、たくさんのコバエ。
バナナが大好物のコバエはしつこくバナナくんを襲います！
ほんとコバエってしつこくて嫌ですよね。
そこへ来たのがヤクミレンジャー。バリアを張って守ってくれます。

敵がコバエだったり、ヒーローが薬味だったり、ラフレシアでコバエを撃退したりと、何ともユーモアのあるお話ですね。
ラフレシアは、身近にはないですが、コバエや薬味など身近な物の活躍に日常が楽しくなるお話ですね。

他シリーズを読んだことがなかったので、この「バナナくん」で初めてこのお話を知りました。やくみレンジャーという正義の味方（？）が活躍し、ピンチを救ってくれる物語です。
みんなで力を合わせて敵を退治。めでたしめでたし。コバエをラフレシアの森に誘導するなんて、センスがいいな〜と感じました。次は「レモンちゃん」や「いちごちゃん」も読んでみたいです。

少し臆病なバナナくんがおいしい森に行くと、果物と野菜たちがかくれんぼを始めるところでした。
誘われて入ったバナナくんは、臆病が災いして、すぐに鬼になってしまいました。
そしてもっと悪いことに、コバエの集団に襲われてしまったのです。

少し臆病なバナナくんが勇気を出して仲間を救う、ハラハラドキドキの内容です。
定番のやくみレンジャーも大活躍していますし、読み聞かせをすると大盛り上がりしそうです。