うさぎの島」 ママの声

うさぎの島 作:イエルク・シュタイナー
絵:イエルク・ミュラー
訳:大島 かおり
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1984年
ISBN:9784593501847
評価スコア 4.25
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  • 文明社会への警告

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    工場の中で、エサをとることもなく、風にふかれることもなく、なんの刺激もないありふれた毎日を送っていた、年寄りウサギ。

    ある日、外から若いウサギが入ってきて、一緒に逃げるのだけれど、年寄りねずみは、久し振りの外の世界には、もう魅力を感じなくなっていた・・・

    まるで、今の私達の快適な生活が、このままエスカレートしていって、このウサギのように工場くらしが当たり前になってしまうのに警告しているようだと思いました。

    自然との共存共栄、私達は心にとどめておかなければいけませんね。

    投稿日:2011/11/06

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  • 実話だったらいやだな

    タイトルと表紙のかわいい絵につられて

    読んでみましたが想像もしない内容でした。

    工場の中の小さなおりにうさぎがいます。

    たくさんの小さなおりにきゅうくつなくらい

    大きなうさぎがいます。

    そこに新しく小さなうさぎが投入されてきました。

    うさぎは食用?

    ただただ流れてくるえさを食べ続け

    どんどん大きくなり、ある程度の大きさになると

    連れて行かれます。

    小さなうさぎとおりから脱出するところは

    何かが起こるとワクワクしましたが

    勇気がなく引き返す大きなうさぎに

    なんだか心が痛くなりました。

    ちょっとうさぎがかわいそうで

    現実にこんな世界があったら嫌だなと思いました。

    投稿日:2022/10/26

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  • 怖かった

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    国際アンデルセン賞を受賞したイエルク・ミュラーの
    絵本ということで読んでみました。

    話も長いのですが、
    パラパラと読んだ感じ面白かったので、
    子どもたちにも読んであげました。

    怖かったです。
    なにかを暗示しているようで。

    子どもたちは、絵だけのページで
    ウサギがどこにいるのか探して楽しんでいました。

    投稿日:2019/01/09

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  • 灰色うさぎと茶色の子うさぎのやり取りに注目

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    「ぼくはくまのままでいたかったのに」に魅了されて、同作者・同イラストレーターのこの作品を探しました。
    灰色のうさぎ(檻の中で育った食用うさぎ:大人)と、
    茶色の子うさぎ(どこかの野原で捕まったらしい元気と勇気のある少年)とのやり取りがとても面白かったです。

    二匹はいったん外の世界へと逃げおおせます。
    けれど、灰色うさぎにとっては、自由だけれど何も知らない世界はとても恐ろしい所だったようで、もう一度元の世界(工場内へ)戻ろうとします。
    そこで引き止めたり別れ別れになったりしないところが、また奥深いな〜と、思いました。

    うさぎたちのしぐさや表情がとてもリアルでした。
    ラストシーン。壁の穴(通気口?)から顔だけを出し、小さな茶色いうさぎを見送る灰色うさぎの表情とセリフがよかった!
    「ごきげんよう、小さな茶色うさぎ」「しあわせを いのるよ!」
    外の世界のことは”知らない知らない”で怖いことばかり。
    正直、茶色の子うさぎに比べて、情けない弱虫な灰色うさぎと思っていましたが、弱虫でも心優しかったんですね。
    とても素敵な考えさせられるお話でした。

    社会、政治、地理、起業を考えている人などに特にお薦めしたいかな。
    字が多くストーリーも長めで、漫画のようなコマ割のページもあるので、多少好き嫌いは出るかもしれません。

    投稿日:2011/09/30

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  • ウサギ工場からにげだした二匹のウサギの話です。

    何もすることなく、ただ食べて、太るだけの工場の生活。ちいさなウサギが連れてこられ、太ったウサギは連れて行かれる・・でも、どこへ?灰色ウサギと茶色ウサギは、それを確かめるために脱走します。だけど、外の自由を謳歌する茶色ウサギにくらべ、工場暮らしが長かった灰色ウサギにとって、外の世界はただただ、おそろしいばかり。

    この話、本当に幾通りにも読める感じがします。この話に出てくるウサギ工場ってどこだろう、コンベアベルトで運ばれてくるえさを食べてただ太るに任せているウサギたちってだれだろう、そして、、、この場所にウサギたちを連れてきて、そして連れ去るのは誰なんだろう?そう考えると少し、空恐ろしい感じもします。私たちは、知らされていないのではないか。何か、本当のことを。現実へのそんな疑問が、ふつふつと沸き上がってくるのです。

    決して小さな子ども向きの本だとは思えません。何故か息子はこの本にとても惹かれていますが、私は今でも、少し早すぎたかな、と思っています。この本を与えるのは、10歳を過ぎて、社会にはいろんな矛盾が存在している、ということを受け入れることができるようになってからの方がいいような気がします。

    投稿日:2008/05/28

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