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サリーのこけももつみ」 ママの声

サリーのこけももつみ 作・絵:ロバート・マックロスキー
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1986年5月26日
ISBN:9784001105902
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 49
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  • あべこべの2組にドキドキ

    派手さがある絵本ではないのですが、何度も読みたくなる絵本の1つではないかと思います。

    サリーとお母さんは山にこけもも摘みへ。
    そしてもう1組。熊の親子も冬眠の腹ごしらえに山へ。
    みんな夢中でこけもも摘み&こけもも食べをしていたり、あれれ?いつのまにか親子があべこべに。
    お母さん&親クマの驚いた顔がなんともいい表情です。
    親たちがびっくりしているのに比べ、子供達は全然あべこべになっても気にしていない。
    そんな姿もすごくほほえましいです。

    もともと石井桃子さんの訳ってすごく大好きだったんですけど、この絵本を読んで、またまた石井桃子さんっていいなあと感じました。

    息子は息子で、あべこべになった2組の親子が元に戻れるかにちょっとハラハラ・ドキドキしながら、聞き入っていたようでした。

    投稿日:2006/11/10

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  • 親子

    • 花明りさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子1歳

    お母さんとこけももをつみに来たサリーと、食べ物を探しにきたクマの親子。共に冬の準備です。
    お互い親とはぐれて、親を取り違えるのですが、親同士が大人なので、大変なことにはなりませんでした。「大人なので」という表現は、私にも教訓になります。
    こけももでジャムを作るというのが、童話的でわくわくしました。

    投稿日:2006/05/02

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  • 人間も動物も同じ。

    3歳の娘にはまだ読んでいませんが、人間も動物も同じなんだなという感想です。生きていく為に食べ物を蓄えるという事をこの絵本では教えてくれます。絵のタッチはモノトーンですが、自然の豊かさが大きく描かれていて、こけもも(ブルーベリー)の香りが漂ってくるようです。
    女の子の表情もとても豊かです。絵本といえばカラフルなものを求めがちですが、こんな絵本があってもいいなと思います。

    投稿日:2006/04/16

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  • 「こけもも」に惹かれて

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    訳文の美しさが魅力的な絵本です。
    原題は「BLUEBERRIES FOR SAL」。
    そう、ブルーベリーを「こけもも」と訳出したことで生まれるリズムが素敵です。
    そして、こけももつみのバケツが奏でる「ポリン・ポロン・ポルン」。
    熊がひたすら食べる「むちゃむちゃ ごっくり」。
    ジャム作りのために山にこけももつみにやってきたサリーとお母さん。
    冬に向けて食べ貯めする熊の親子。
    偶然に別々に出会ってしまってちょっぴりドキドキ。
    表紙の裏には後日談。
    おいしそうなジャムが出来上がっていますね。
    地味な配色の絵本だけに味わい深いです。

    投稿日:2006/03/03

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  • 新鮮な擬音(訳に感動!)

    • サラミさん
    • 20代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子3歳

    外国の絵本は、ほんとうに訳次第だなと改めて感じさせてくれる絵本でした。シックな濃い色一色で描かれた絵(サリーの服のかわいさ、靴のデザインの凝ったところなんかも素敵!)に、今時の軽い日本語が当てられていたらきっと、この絵本の持つ世界観は損なわれていただろうと思います。
    ブリキのばけつにこけもも(こけもも、だなんてなんていい響きの日本語でしょう)を入れる音「ポリン!ポロン!ポルン!」というのを聞くと、無意識にも大きさや重さのふぞろいな小さな実を摘んだんだな...というイメージがわきますし、おかあさんのばけつにいれても音はしなかった=底に当たらないくらいたくさん入っている、ということも「そうなのかー」と子供にも理解できるし想像できると思います。
    サリーがおかあさんのばけつに自分の摘んだ実を入れ、もう一度返してもらおうと思って手を入れたら思わずほかのまで掴んでしまった...というくだりでは、『そうか!子供は子供でいろいろ考えてるんだ!勝手な思い込みをいつもしてるのかもしれない』という一見あたりまえのこと(でも、母親が忘れがちなこと)を鮮やかに教えてくれます。
    3才の子供にとってはすこしむずかしいというか、お話が長いようであまり熱心に聞いてくれなかったのですが、もうすこし大きくなったらまた必ず読んで聞かせたいです。

    投稿日:2004/04/20

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  • ポリン・ポロン・ポルン!

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     何といっても、サリーがブルーベリーをばけつに入れる「ポリン・ポロン・ポルン!」、小熊がブルーベリーを食べる「むちゃむちゃ、ごっくり!」など擬態語の面白さが娘を魅了しています。この場面になると、娘は必ず音を繰り返して確認。ベリーを3つぶ食べる場面では3つ食べるまね、4つぶ食べる場面では4つ食べるまね。小さな子どものささやかな楽しみを、北米の自然を背景に描写した作品です。
     これはもうブルーベリー摘みに行かないわけには行きません。ブルーベリーは触れるだけでポロポロとこぼれるように採れるので、小さな子どもにはもってこいのベリーです。(近所に野生のブラックベリーの茂みがあるのですが、こっちは棘がいっぱいなので、こうはいきません。)夏はベリーの季節。イチゴにはじまり、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、ボイゼンベリー、マリオンベリーなどなど、市場にはたくさんの種類のベリーが並ぶので、サリーのことを話題にしながら足を運ぼうなどと考えました。ジャム作りもいいですよね。(米国にはペクチンとベリーを混ぜて冷凍するだけで簡単にジャムの作れるレシピがあって、びっくり仰天でした。話がそれました……。)
     お話は、お母さんと一緒にそれぞれブルーベリー摘みに出かけたサリーと小熊が途中、お母さんを取り違えてしまうというおかしさを交えて展開します。とても面白い発想なので、こういう魅力的なプロットを伴うときはお話の長さはもう少し短くてもいいかも。小さな子どもが主人公の割には長いお話です。
     それにしても、わたしはこの「こけもも」という訳が気に入っています。イラストはブルーベリーの色らしく、濃い青で単色。文字はセピアっぽい茶色。体裁は地味ですが、暖かい気持ちにさせられる作品です。表紙裏のサリーの家のキッチン、ダイニングの風景がまた素敵ですよ。カレンダーは8月になっています。

    投稿日:2003/07/17

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  • 本当はブルーベリー。

    • 佐保姫さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ママとサリーは冬に食べるジャムをつくるため、こけ桃山にこけ桃をつみにでかけます。こけ桃をつんで、ポルンポリンポロンとバケツに入れるサリー。けれど、夢中に食べたり摘んだりしているうちにママとはぐれて、気付くと親子で来ていた親グマの近くに。実は小グマのほうはサリーのママの近くにいたのです。両方のママはお互いの子どもを探して、見つけます。それからこけ桃山を下りて行きました。

    サリーが摘むこけ桃は本当は、ブルーベリーなのだそうです。きっと、昔はブルーベリーが今ほど知られていなかったから、こうした訳になったのでしょう。

    子供のころ、図書館で見ていてすごく気になっていた絵本。でも、なぜか読まずにすんでしまったのです。最近、復刊されたので、自分のために買いました。クマに遭ってしまう話だなんて知りませんでした。この短い事件で登場人物の個性がはっきりと浮かんで、メリハリがあって、楽しいお話しです。でも、何事もなくてよかった。

    ちょっと長いお話しなのですが、小グマのかわいらしい表情を気に入っているらしく娘も好きです。

    投稿日:2003/07/15

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  • 子供の取り違えが面白い

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、男の子3歳

    サリーが、お母さんと冬に食べるジャムを作るために山へこけもも摘みへ行きます。二人は夢中でこけももを摘んでいるうちに離れていったのです。一方、山の反対側では、冬眠前にお腹をいっぱいにするために、熊の親子がやってきて同じようにこけももを夢中で食べていました。そして、いつのまにか、サリーは、熊のお母さんの後ろに、熊の子は、サリーのお母さんの後ろへ・・・。
    読んでいるうちにドキドキ、無事に二人の子供達がお母さんのところへ戻れるか真剣になって心配してしまいました。
    サリーが、バケツに身を入れる時の、ポリン、ポロン、ポルン!という音の響きがいいですね。本当に昔は、こんなことが実際にあったのかもしれません。今の私達には、とてものどかなお話です。

    投稿日:2003/03/13

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  • 人によって評価が分かれるのかな

    江国香織さんが、「絵本を抱えて部屋のすみへ」の中で一番好きな絵本だと書いていたので、読んでみました。
    ・・が、残念ながら、絵が好みではなかったんです。
    表紙絵でもわかりますが、やや劇画調というか、サリーの顔が少年漫画みたいに見えてしまって。
    背景の山や森だけがリアルな描写なのも漫画っぽさを感じた理由かも。
    でも、構図に迫力があり、色数が抑えてあるのも、独特の感覚を感じます。

    お話は、山にこけももつみに行ったサリーたち親子がはぐれてしまって、同じく親熊とはぐれた小熊が気配だけを聞いておたがいの親を取り違えてしまう、という。よくもまあ無事でいられたなあという感じですが、この時代のアメリカの田舎の大らかさを感じました。
    擬音の使い方、こけももがブリキのバケツにポリンポロンポルンと入っていくようすは心に残りました。
    訳者、石井桃子さんの言語感覚はステキ。
    原語だと、どんな音なのかな。

    投稿日:2002/12/20

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  • 派手な絵本ではないけれど・・・

    • かあぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    サリーとお母さんは、冬になって食べるジャムを作るために、山にこけももを摘みに行きました。サリーの手には小さなブリキのバケツ。こけももを摘んで入れると「ポリン・ポロン・ポルン!」と音がします。山には、冬を前にこけももを食べに来た熊の親子もいるんです。こけももを摘むより口に入れてしまうほうが多いサリーとこけももを食べるのに夢中の小熊が、それぞれお母さんを見失って・・・。
    濃い藍色一色で細かく描かれた絵と、茶色で書かれた文章。表紙も決して目を引くものではありませんが、読んで行くとスムーズにお話しの中に入れるようです。
    「ポリン・ポロン・ポルン!」のリズムも楽しいですね!

    投稿日:2002/10/19

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