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ふき」 ママの声

ふき 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年11月
ISBN:9784265034536
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,291
みんなの声 総数 13
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  • ふきの強さひたむきさに感動

    同じ作者の描く「モチモチの木」、「花さき山」も、子どもたちの一生懸命で健気な様子を描いた素敵な絵本ですが、こちらもまた感動的。残酷で悲しい物語ではありますが、とても勇気づけられ、温かな気持ちになれます。
    主人公「ふき」は、子どもでありながら、大人以上のたくましさがあり、純粋で、一途で、健気。とうちゃんの仇をとることを決意して、青鬼と闘います。最後はとても悲しい結末が・・・でも美しい絵と文章に、毎回心揺さぶられます。
    1年生の娘は、「モチモチの木」や「花さき山」よりもこの「ふき」が好きだそう。ふきの強さや大太郎のやさしさに感動するらしいのです。

    投稿日:2012/01/24

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  • 幼いながらも覚悟を決めた一言に・・・

     秋田を舞台にした昔話です。
     かあちゃんを早くに亡くしたふきは、「・・ふきにはりっぱなよめいりをさせてくろ。・・・」というかあちゃんの遺言を守ろうと猛烈に稼ぎ出すとうちゃんとふたりぐらし。
     そんなふきの遊び相手が、だいば山の大男・大太郎。
     時にふきは、大太郎に能代の町の様子を繰り返し繰り返し話してやります。
     きっと、とうちゃんとの楽しい思い出なのでしょう。

     杉の木を切り倒した後のとうちゃんの作業の様子もこと細かに述べられていて、ツンと突き刺すような寒さの中、懸命に汗を流す様子が伝わってきます。

     ある日、でんでろ山の青おにが山を荒らしにやって来て、とうちゃんがやられてしまった。
     その日から、敵討ちを考え大太郎に青おにを捜させるふき。
     大太郎が見つけ、ふきを青おにのところへ連れて行くと、・・・。

     「山をあらすやつ、人を殺すやつ、とうちゃんのかたき、おらと しねっ!」
     の“おらと しねっ!”にエッ?でした。

     目を凛と見開いて、・・・簪を抜いて逆手に持った。
     大太郎に振り向きざまに「さいなら!」と幼いながらも覚悟を決めた一言にも、胸がズキンとしました。
     
     ふきのとうを見る頃に思い出す斎籐&滝平作品です。

    投稿日:2011/03/31

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  • 感動

    8歳長女に借りてきました。そして長女が私に読んでくれました。

    ふきという女の子と大太郎という大男、そしてふきのお父さん、青鬼が出てくるのですが、まさかまさかの結末に感動と悲しみの気持ちが・・・。鬼に立ち向かうふきの強さ。

    最後にふきのとう・・・。涙なしには読めない人もいると思います。

    投稿日:2017/02/18

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  • 幼い娘の揺ぎない決心と勇気に感動

    • ユーちゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、女の子5歳

    主人公ふきのとうちゃんは、きこりの名人。
    かあちゃんは病気でなくなり、「娘のふきには、りっぱなよめいりをさせてくろ」という遺言を残しました。その遺言を胸に必死になって稼ぎ始めるとうちゃん。とうちゃんが仕事をしている間は、ふきは、だいば山の大男・大太郎と一緒に遊んで時間を過ごしていました。

    あるとき、でんでろ山の青おにがやってきて、とうちゃんは殺されてしまいました。そして、ふきは、自らの命を犠牲にして、とうちゃんのかたきを討ち、青おにとなだれの中に消えていきました。残された大太郎は、ただただ泣き崩れるばかり。
    春になり、ふきのとうの芽をみるたびに、大太郎は、ふきを想い、おおつぶの涙を流すのでした。大太郎がなく時の「おろろんおろろん」という擬声語が涙を誘い、心に残る音です。

    春の訪れを悲しむ者の心を描いた絵本に、今まで出会ったことがありませんでした。大太郎にとって、ふきはかけがえのない存在だったことでしょう。

    印象的だった場面は、同じ作者の絵本「火の鳥」に出てくる少女と共通する場面ですが、娘がかんざしを手にして、敵に立ち向かう姿がなんとも勇ましく、心を打たれました。

    すぎの木が倒れるときの様子、なだれの様子などの細かい描写はすばらしく、読み手のイメージ力を刺激してくれます。何度読んでも、切なく、心に染み入る作品です。

    投稿日:2015/03/17

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  • ふきの覚悟

    秋田が舞台のお話です。

    ふきを襲った不幸。
    そして、敵討ち。

    小さな女の子とは思えないほどの、すさまじい覚悟を見ました。
    悲しい結末には、心が苦しくなります。
    春の訪れがこんなにも悲しく描かれるお話は、他にはないでしょう。

    投稿日:2012/01/16

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  • 魂の力

     これ以上の悲劇があるかと思えるくらい悲しいお話ですが、物語と版画の迫力に圧倒されながら、最後には何か人間の想像を超えた魂の力に心を打たれるような感覚に陥ります。

     娘は、「ふきは、どこにいるの?」と、ふきの安否だけをただただ案じ、祈るような気持ちで聞いていたようです。
    そして、なだれの恐ろしさを説明すると、
    「雪の下では息ができないの? ふきは死んじゃったの?」と、
    悲しみでいっぱいの目で、再び絵本のページをめくっていました。

    投稿日:2011/09/15

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  • 寂しくて美しい物語

    娘にはまだこの物語は理解できなかったようです。
    理解できなくてよかったと思います。
    3歳でこの重さを担うのはつらいことだと思うから。
    春の訪れの象徴のようなふきのとう・・元気で楽し
    い気持ちになることが多いのに、この物語は違う。
    とても寂しい。厳しい。
    でも、それ以上に美しさを感じてしまいました。
    斎藤さんと滝平さんのこのシリーズは、大人の心に
    染みいりますね。

    投稿日:2011/02/06

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  • ジーンときます。

    以前にも読みましたが、今回は前のときより少し大きくなった
    子どもたちに読みました。
    話は、斎藤さんのものでもありますし、
    少し難しいのですが、小さい子どもでも理解は出来ると思います。
    でも、一度読んで終わりではなく、何度も何度も読んであげる
    必要があるかと思います。
    娘も以前よりも今回はかなり話しに入り込めたようで、
    「ふきどうなったん?」ととても心配していました…
    父親の敵討ちをするふきに感情移入ができたようです。
    また何年かしたら読んであげたいなと思います。

    投稿日:2011/01/24

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  • 今の季節にぴったり

    • 苺ママさん
    • 30代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 女の子5歳、男の子2歳

    娘にはまだ読むのは
    難しいかな。

    でも私が一読して伝えようと思い手に取りました。

    東北地方の民話なのかなという思いで物語がスタート

    きこりの仕事のことに関しても詳しく書かれていますし
    お母さん、お父さんの愛情もとても感じます。

    そして意外な展開にびっくり、

    大男の優しい友情に
    ラストはふきの決断に・・・・・

    最近外書の絵本を読む機会が多いですが

    日本の民話の力強さを感じます。

    お勧めです。

    投稿日:2010/02/22

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