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モーツァルトはおことわり」 ママの声

モーツァルトはおことわり 作:マイケル・モーパーゴ
絵:マイケル・フォアマン
訳:さくま ゆみこ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2010年07月
ISBN:9784265820252
評価スコア 4.3
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  • お話はもちろん、絵も、訳も素敵でした。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    地域の読み聞かせボランティアの勉強会の時に、一緒に参加していたお母さんからこの作品を紹介してもらいました。
    タイトルだけは気になっていて、チェック済みだったのですが、このお母さんのお話を聞いてすぐに購入しました。

    さくまゆみこさんが邦訳をしています。
    原作もきっと素敵だったと思いますが、日本語訳にあたって、さくまさんが手掛けてくださったことで、たぶん、この本は更に素敵になっているんではないかと、勝手に思っています。

    マイケル・ファアマンのイラストもお話の雰囲気にとても合っていました。ヴェニスの町も、ナチの収容所の風景も、印象的で、心に残しました。

    この作品は、絵本といってしまうと少々長く、小説ほど長くはないし、絵童話というほど、童話っぽくもないです。

    また、主人公のヴァイオリン弾きの思い出話から、ナチの収容所にいたころの両親の話になるので、戦争についての知識も多少ないと、ピンとこないと思います。
    できれば小学校高学年以上、中高生に読んでもらいたい作品です。

    後書きに、作者のこの本への思いがつづられています。
    ちゃんと漢字にルビも付いているので、この本を手にしたら、後書きまでしっかり読んでください。
    長すぎるため、読み聞かせには向きませんが、何かの折にブック・トークで、子どもたちに伝えていきたい作品です。

    投稿日:2011/02/13

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  • ナチスの収容所で

    さくまゆみこさんは新刊があれば必ず手にする訳者さんの一人です。

    この本は、絵がマイケル・フォアマンということもあり読んでみたくなり、作をみると最近読んだことがある『世界で一番の贈りもの』のマイケル・モーバーゴでもありました。

    これだけそろい踏みするとやはり読みたくなり早速借りてきました。

    戦争をどうとえるのかはそれぞれですし、戦争を子どもたちに伝えていくには?と考えると最近とてもわからなくなるのです。

    一つには過去の過ちを二度と繰り返さないことということはあると思います。

    でも、それだけではないはず。軽々しく語ってはいけないのでしょうけれど、それでも読んだその時に思ったことは残しておきたいとそんな風に思いました。

    もし自分がナチスの収容所でこのような立場におかれたら、もし自分が好きな楽器で他の人よりも命を長らえるような過酷な場面に追いやられたらどうするのか?

    場面を追いながらいろいろと考えました。

    『モーツァルトはおことわり』、こう訳したところにさくまさんのセンスを感じました。

    この話はその言葉に集約されるからです。

    同じ時期に、ピーター・シスの自伝絵本『かべ』を読みました。

    好きなことを貫きとおすために亡命をするのも一つの選択であり、過酷な現実を封印するために好きなものから離れるのもまた一つの人生。

    戦争の時だけが乱世ではなく、いつの世も乱世であるという言葉を読んだことがあります。

    生き続けていれば、背負いきれない荷物を背負うことがあり、そこからどう生きていくのか?それを常に問いかけてくるのかが文学なのかもしれないと思いました。

    とりとめのない感想になりしたが、今回は子どもとではなく私一人で読みました。

    息子と読む時期についてはまた考えたいです。

    投稿日:2011/01/20

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    1
  • 美しい

    美しい表紙に魅せられたのでこの絵本を選びました。特に空の描き方と色が良いと思いました。音楽が心に悲しいやりきれない思いを抱かせることもあるのだとはっとさせられる絵本でした。目からうろこでした。実際に起こっていたと思うとやりきれない思いがしました。今がいかに平和かを再確認しました。

    投稿日:2010/10/14

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    1
  • 音楽とは

    人には、思い出の曲というものが必ず一つや二つあるものです。極端にいうと逆にどの曲にも思い出や思い入れがあると言っても過言ではないのかもしれません。この話では、それが軸になっています。

    ポロコーストを扱った本なので、「素晴らしい」とか「いい」とかそういう言葉を使って感想を述べるのがはばかれるのですが、まるでクラッシック音楽が常に流れているかのように感じられ、静けさの中で物語が語られます。自分の命を救った音楽、でも人々を騙した音楽、心に残りました。

    そして、もう1つ、印象的だったのは、音楽家にとっては、日常は全て音でできているのかしらと思いました。床屋のお父さんの仕事風景の場面や、英語に関することで聞き続けていれば上手くなる!との名言。 素晴らしい耳をもつということはそういうことなのでしょうね。

    堅苦しくなく読んでもらいたい本です。そして記憶にとどめたい話でした。

    投稿日:2018/08/30

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  • ヴェニスを舞台に

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子7歳、女の子5歳、女の子1歳

    モーツァルトが好きなのもあって、読んでみました。
    ヴェニスを舞台に…美しい表紙ですが、内容は戦争と平和について考えさせられる内容でした。
    ナチスの強制収容所での悲惨さ…。
    ですが、血生臭い感じではなく、読みやすく書かれていると思いました。
    事実を知ること、そして忘れないことが大切なことなのでしょうね。

    投稿日:2018/07/30

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  • 自分だったら

     破天荒なモーツァルトの楽しいお話かと思ったのですが、、、。このテーマで絵本を描かれたことに驚きました。人間の極限を試されているようなお話です。

     暗い収容所で、囚人服を着ながら演奏するモーツァルト、あの軽やかで明るい音楽と、あまりにもかけ離れています。もし、自分だったらどうするだろう、と考えるだけで落ち込んでしまいます。

     文章は長めで、内容は深くて重いものですが、じっくり読みたいです。戦争は、肉体も精神もこわしてしまいます。戦争を知ることで、平和になれると思いました。

    投稿日:2012/05/25

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