「いちばんのなかよしさん」 なかなかよいと思う みんなの声

小さいころの友達　そのころ好きだったけれど・・・・だんだん成長してそれぞれの人生を歩むのです
いちばんのなかよしさんがいることは幸せですね
でも　　別れはあるもので・・・・・
それは　幼きころの懐かしい思い出
エリック・カールさんが　幼き頃　ママに移してもらった写真を大事に持っていました。　
この絵本は　彼女に会いたいと探しに行くお話です
川に飛び込み　星空　山　　草原　　雨　　白い雲　自然の中をどんどん進み　彼女に会いたいという　強い願いが　　きれいなお花を摘んで
それは　彼女が好きな花だったのです
やっと会えたのです　　　　結婚しよう！　　おめでとう！おめでとう！
いちいち一番の仲良しさんと幸せな結婚ができたら　それは　それは　幸せでしょうね（ハッピーエンドのおはなしです）

大人になって　昔好きだった人に会えたらあなたなら　うれしいですか？

お互いに　それぞれの人生を歩んでいても　懐かしいですから　会いたいですね！

後書きを読むとわかりますが、これはエリック・カール自身の過去を基にしたお話だそうです。
幼いころ、引っ越しのため仲のよかった女の子と離れ離れになってしまい、幼すぎて連絡先も名前すら思い出せずにいた経験を一つの作品として描いたところ、
なんと作品を読んだご本人から連絡があったというエピソードつきです。

絵本の物語のほうは、男の子がすごい力（？）で、彼女を探す旅をして、めでたく結婚！で終わりますが、
私は本文よりも、後書きとに書かれていたこのご本人のエピソードと当時の写真のほうが感動的でした。

はらぺこあおむしだいすきな息子に読みました。
なかよしさんを探すたびの途中のページ
川や星空、雲だけでも、
色鮮やかな絵なのか、素敵な文体なのか
息子の心がグイグイ惹きつけられているのが
読んでいてわかりました。
ラストの展開に二人でびっくりでしたが、
とてもハッピーな気持ちになれていいとおもいます。

なかよしさんと会えなくなってしまって、でもあきらめずに山あり、谷あり、とうとうなかよしさんと再会できます。

何故でしょう？
読んでる途中に死を連想してしまいました。
もう友達は天国に行ってしまっているのではないかと。

最後の「あとがき」を読んで、実在のモデルがいたことを知り、またこの絵本がきっかけでつながりが復活したことを知り、少しほっこりとしました。

それにしても！
御年87歳！？
作品を生み出すエネルギーにただただ、感服です。