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島ひきおになかなかよいと思う みんなの声

島ひきおに 作:山下 明生
絵:梶山 俊夫
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1973年02月
ISBN:9784033300207
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,072
みんなの声 総数 51
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16件見つかりました

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  • せつない物語

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    読後感は、せつないの一言。
    孤独で友だちが欲しい純粋無垢な心の鬼と、ずるがしこい人間の心の醜さの対比が際立つ絵本です。
    広島弁の語り口と骨太の絵は、とても物語にマッチしていて、圧倒的な存在感を醸し出していると思います。

    ハッピーエンドの絵本が多い中、こうした作品も必要なのではないかと思います。
    子供にとっては、友達を思うときに、大人にとっては、自らを振り返るときに読んで欲しい一冊です。
    小さい子であれば、可哀そうと共感できたら一先ず良しと言えると思います。
    私は外見でなく中身で判断することの難しさを再認識させられました。
    どんな世代にとっても、深く考えさせられる絵本であることに間違いはないでしょう。

    蛇足ですが、小学校2年の次男が読書感想文に、間違って「おにひき島」と題名を書いていたのには、言い得て妙だと感心しました。

    投稿日:2008/06/22

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  • セオリーを破って

    お話会では「ハッピーエンドの本」を選ぶのが一般的ですが
    子どもたちが大好きな日本の昔話であることと
    迫力のある絵に魅了されて読んでみました。

    退屈な話だと容赦なく大あくびを浴びせられる
    シビアな4年生のクラスで読みましたが
    じっと話に集中している様子がうかがえて
    こういうのも「あり」なんだなと思いました。

    大海原に小さく浮かぶ鬼の悲しそうな顔がとても切ないです。
    人間のずるさも理解できるようになる高学年におすすめです。

    投稿日:2007/07/12

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    1
  • 広島弁?

    • ジョバンニさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子5歳、女の子1歳

    「泣いた赤鬼」を筆頭に人間と仲良くしたい、でもその風貌で忌み嫌われてしまう鬼の話は多いです。泣いた赤鬼の場合は、友達(友情)と引き替えに村人と仲良くなれるという代償がありますが、島ひきおにの場合は何もない。あまりにも素直な鬼に同情せずにはいられません。それにしても人間の仕打ちはむごい。この怒りは、どこにぶつけたらよいのでしょう!そんな作品です。
    鬼はどの村からも追い出され、ついに大海原に繰り出します。何年も歩き続け、やがて島は消え体も痩せ細ってしまいます。「南へ行けば鬼と人間が暮らせる所がある」と言う言葉のみが彼のエネルギーなのです。
    このようにハッピーエンドでないお話も子供には必要だと思います。5才の息子は無表情でした。『また読んで』とも言いませんでしたが、いつか『読んで』と言うことを期待しています。その時はまた私が読んであげるつもりです。そんな気持ちにさせる作品でもあります。

    さて、会話の端々が気になり調べてみたら、なんと広島県の敷島がモデルなのだそうです。どおりで聞き覚えのある言葉!(広島弁)

    投稿日:2003/10/30

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    1
  • 折りに触れてずっと考えいきたい

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子4歳、男の子1歳

    だれが悪いわけじゃない、
    でも本当に他に方法がなかったのか、
    静かに考えさせられるお話でした。

    おそらく私が村人でも
    鬼が怖くて、もし怒らせて食べられたらどうしようと思い、
    一緒に遊ばないと思います。

    でも、それを子どもに言うのもどうかと思うし。

    特に感想は聞きませんでしたが、
    4歳の息子はどう思ったんだろう。

    正解がないからこそ、
    折りに触れてずっと考えいきたいです。

    投稿日:2017/02/14

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  • 切ない

    「鬼は絶対に悪者」
    という考えが根強い中での、このお話。
    読み終わったときの感想は、ただただ切ないばかりでした。
    鬼を怖がる人間が悪いとは思えませんし・・・
    ハッピーエンドではないのですが、忘れられない作品です。

    投稿日:2013/01/12

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  • 切ない

    • オパーサンさん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子4歳、女の子1歳

    とても切ないおはなしです。
    ちょんびりちょんびり体を伸ばしながら進む鬼の周りは波ばかり。どこまでもどこまでも続く海。そしてどこまでもどこまでも深い鬼の孤独。何ともやるせない気持ちにとらわれました。
    はたして4歳の娘は受け止めらるかな?と思いながら読みましたが、最後までじーっと聞いていて、読み終わると「かわいそうだよね。私だったら絶対に遊んであげる。」と。
    この年齢では、上出来の感想でしょう。
    偏見にとらわれず、鬼の純粋な気持ちを感じ、優しくしたいと思えるのですから。
    いつまでもその気持ちを持ち続けてほしいなぁと、素直に「遊んであげる」と言えない母は思います。
    読んでいい気持ちになる絵本ではありませんが、こういう考えさせてくれる絵本も必要ですよね。まだ心が柔らかいうちに、一度は触れておきたい絵本だと感じました。

    投稿日:2010/03/28

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  • せつないおはなしでした

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子9歳、男の子7歳

    広島県にいいつたえられたお話だそうで、読み終わって、なんとも切ない気持ちになりました。
    ひとりぼっちの鬼が、寂しくて寂しくて、だれかと一緒にいたいと思う気持ちが、ひしひしと伝わってきて、どうしてだれもわかってあげられなかったのだろうと思いました。
    見た目は鬼でも、人間を食べたりなんかしない鬼なのに・・・
    今の私には想像もつかないけれど、愛情を求めるって、ここまで強い気持ちなんだなあと思い知らされました。
    子供たちには、この鬼のような気持ちにさせてはいけないと思いました。

    投稿日:2010/02/26

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  • 鬼の気持ちがわかるかな?

    • ぽにょさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子4歳

    こういう昔話を読むと、人間って酷いよねって思う事がよくある。

    このお話も、1人ぼっちが寂しくて、ただ一緒に遊びたかっただけなのに、村人に恐れられ、騙され海に消えていく、とても切なく人間という生き物に苛立ちを覚える物語です。

    一緒に読んでいる娘も、「みんなひどいよね。鬼さん、遊びたいだけなのにねっ。」と悲しんでいました。

    今の気持ちを大切にして、相手の外見だけで判断して、気持ちを考えず、人を騙して保身する。そんな大人には、ならないで欲しいですね。

    投稿日:2010/02/13

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  • 鬼って嫌われ者?

    淡々としていて、考えると、考えることが一杯詰まっているお話です。
    鬼は、鬼だから友だちができないの?
    こんなに、純粋で人恋しくて優しいのに仲間はずれなの?
    鬼は、鬼だからみんなから、鬼だと思われるらしい。
    でも、こんな昔話の中に、子供に伝えたいことが詰まっていると思いました。
    ハッピーエンドではなく、悲しい結末でもなく、鬼は友だちを求めてさまよい続けます。
    聞かせた子どもに、「鬼さん、可哀相だね」と言わせることができたら、いじめも減るのかもしれない。

    投稿日:2009/01/28

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  • むじゃきな鬼

    • ゆなちんさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子5歳、女の子2歳

     海に浮かぶ島にひとりぼっちですんでいる鬼。とてもさびしくて、飛んでいる鳥や、沖を通る船をみては「こっちへおいで」と声をかけるけど誰も寄り付いてくれません。嵐の晩に間違えて助けを求めに島へ近寄ってきた猟師に、鬼は尋ねます。「あんたらと暮らしたいけどどうしたらいいか」って。
    猟師に教えられたとろおりにしたけど、村人から恐ろしがられた鬼は、村人たちの策略で島を追い出されてしまいます。

     無邪気な表情をしていて悪いことはしないのに、見た目の恐ろしさで迫害されてしまう悲しさがたんたんと描かれていて、なんだか切なくなる絵本です。しかし、読んだ後に、ほんわか暖かくなる絵本ばかりでなく、こういった絵本ももっと読みつがれていってもよいと思いました。

    投稿日:2008/06/15

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