「クリフォード おおきな おおきな あかいいぬ」 なかなかよいと思う みんなの声

英語圏では知らない子供はいないと言って良いくらい有名な赤い犬、クリフォードの絵本に日本語版もあるという事を初めて知りました。
タイトルに「おおきな おおきな」とありますが、ここまで大きいとは誰も予想しない事でしょう。おまけに色は赤！全てにおいて規格外のクリフォードですが、エミリーの愛はクリフォードの巨大さに負けないくらい大きいです。小さい犬、大きい犬、茶色い犬、黒い犬、そして赤い犬。みんな自分の犬が一番素敵に思えるんですよね。

大きな大きなあかい犬を飼っている女の子。犬の名前はクリフォード。
大好きなクリフォードを紹介する、女の子の顔がほほえましいなと思いました。シックな色合いでいきいきと描かれた絵、女の子の声が聞こえてきそうなリズム感のあるこなれた文章が楽しかったです。本のサイズもかわいらしくて、飾っておきたくなりますね

エミリー・エリザベスと言う女の子が、飼っている大きな赤いいぬクリフォード。
どれほど大きいかと言うと、エミリーのお家くらい大きいのです！
世界には、いろんないぬがいますが、エミリーは、クリフォードが大好きで、自慢のいぬなんです！
クリフォードへの愛情に満ちていて、ちょっと困ったところも含めて大好きなのが伝わってきます。
クリフォードをテント代わりに、キャンプをしたり、エミリーのうちより大きなクリフォードの犬小屋には笑ってしまいます。
実写映画も公開予定だそうで、とても気になりました。

びっくり！くらいじゃ言い表せないものすごくおおきなあかい犬、クリフォード。そしてその飼い主エミリーの、ごくごく普通の日常を描いたものがたり。
だけどクリフォードがふつうじゃないおおきさだから日常が特別に！
ほのぼのとやさしく、あたたかく描かれています。
末っ子はおもわず笑みがこぼれてました♪

大きな大きな赤い犬。
犬が苦手な私でも、女の子の犬への愛情が伝わってきて、大きな犬が愛らしく感じました。
他の犬がどんなに素敵でも、やっぱり一番は私の犬！
そんな風に、愛情をたっぷり注いでもらえるペットは幸せですね。

『Clifford the Big Red Dog』が原題。
少女エミリー・エリザベスによる、わたしの犬クリフォード自慢です。
ちなみに、エミリー・エリザベスは、作者の愛娘の名前だそう。
まずは、表紙絵でびっくり。
題名の通り、とてつもなく大きい、しかも赤色の犬なんですから。
でも、エミリーのスピーチを聞いていると、そんなことは気にならないほど、愛情が伝わり、すっと受け入れてしまうから不思議です。
キャンプのテント代わりになるなんて、素敵素敵。
もちろん、ハプニングもありますが、クリフォードの何とも言えない表情を見ていると、穏やかな気分になります。
なにより、クリフォードのありのままへの愛情がキラキラ輝いています。
小学生くらいから、この視点、感じ取ってほしいです。

モノクロ＋赤だけで描かれています。
少ない色数ですが、明るい雰囲気の絵本。
わたし、エミリー・エリザベスが、どのぐらいクリフォードを気にいっているか…というお話です。
犬はとても従順な動物ですから、巨大な姿でも逆に可愛いのです。
大きな耳がテントの代わりになるキャンプは便利そうだけど、クリフォードがずっと動けないのは可哀想だなぁと思いました。