「ねえねえ、 ○○と○○、どっちが好き?」
子どもなら一度はいう言葉です。特に兄弟がいるならなおさらではないでしょうか。
うちでも、下の子はまだしゃべれないですが、上の子は時々言います。一番になりたいわけですから、「どっちも」では当然満足できない。今はまだいいけど、そのうち二人揃って「どっちが好き?」と聞かれるようになったら困っちゃうなぁ・・・。
この絵本のたぁくんも、家中の人に聞いて回ります。みんな最初は「どっちも」と答えるけど、それでは満足しないたぁくんに内緒話で・・・きっとたぁくんの望んだ答えを聞くことができたんでしょうね。たぁくんは「うふふ」ってとっても嬉しそう。
最後のオチは子どもらしくて微笑ましい。はじめから終わりまでほのぼの幸せ感に満ちた絵本でした。