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8月6日のこと自信を持っておすすめしたい みんなの声

8月6日のこと 作:中川 ひろたか
絵:長谷川 義史
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2011年07月
ISBN:9784309909165
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,119
みんなの声 総数 16
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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11件見つかりました

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  • 戦争を知らないからこそ読みたい

    息子が1年生になり、そろそろ戦争のことも勉強しても
    よい年頃かと思い終戦記念日に合わせて借りてきました。

    いつもの面白おかしい中川ひろたかさんの絵本とはかけ離れた
    とてもまじめで重い1冊です。

    おにぎりをお兄さんに届けたとき
    本当はダメなことで上官に見つかると怒られるから
    マスクをつけて食べたとか・・・
    町が焼け焦げでお兄さんを探すどころか歩くこともできなかったとか。

    私自身もそうですが息子も戦争を知りませんし
    これから先も戦争をすることなどないように
    絵本で少しずつでも戦争の悲惨さを感じてもらいたいです。
    息子も真摯に聞いていました。
    数少ない戦争をテーマにした絵本です。
    是非手にとって頂きたいです。

    投稿日:2014/08/19

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  • 長谷川義史さんのピカドン

    中川ひろたかさんと長谷川義史さんのコラボレーションですが、他の本とはかけ離れた重さです。
    テーマが広島原爆であるから当然といえば当然ですが、このテーマを取り上げたこと自体、他の本と異質です。
    カバーに「これは66年前、ほんとうにあったお話です。」とあるから、中川ひろたかさんのお母さんのことを書いた話でしょうか。
    お母さんと仲の良かったお母さんのお兄さん。
    ふたりは8月6日を広島で迎えます。
    死んだ兄と生き残った母。
    多くのことを語ってはいないけれど、そのお母さん今年で82歳、瀬戸内海は穏やかだというラストにとても重さを感じました。
    長谷川さんもこういう絵を描くのだと、テーマへの取り組みの真摯さの中に思いやりを感じました。

    投稿日:2011/12/12

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  • 実体験のリアリティ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子15歳

    中川ひろたかさんのお母さんと伯父さんの実体験に基づいた作品です。
    題名でわかるように、広島の原爆のことです。
    16歳だったお母さんは、兄であり兵隊だった伯父に時々こっそり差し入れをしに行っていたのです。
    その日、離れた島から、異常を察したものの、
    お母さんは1週間後差し入れをしに兄を訪ね、惨状を知るのです。
    長谷川さんの絵は、兵隊さんの様子や軍舎の雰囲気を活写していますが、
    その日の様子は、その絵の迫力が違います。
    抽象的に描かれた残像は、怖い印象ではなく、ひたすら、淡々と事実を伝えてくれています。
    兄に会えなかった、という事実だけが物語ってくれています。
    表紙の、穏やかな瀬戸内海の色で表現した平和への想いが伝わってきます。
    原爆関連の作品は、とかく凄惨な重い印象を与えるものが多いのですが、
    この作品は、瀬戸内海の海の穏やかさを通して語る、という視点で、
    淡々とメッセージを受け取ることができるような気がします。
    これが実体験であったこと、それを伝えなければ、という中川さんの思いを感じました。
    そっと、子どもたちに手渡してあげてほしいです。

    投稿日:2011/11/04

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    1
  • “子どもらに伝えたい……”

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    表紙のタイトル(レタリング)はどなたが書かれたのでしょう?作者の中川さん?それとも絵を描かれた長谷川さんでしょうか?

    小学生の頃、当時の私の担任は広島県出身で、こんな歌を習ったことがあります。
    『青い空は、青いままで子どもらに伝えたい。
     燃える8月の朝、影まで燃えつきた。
     父よ、母よ。兄弟たちよ。
     命の絆を肩に背負って、胸に描いて』
    子どもの頃の記憶のままなので、歌詞があっているかどうか、ちょっと定かではありません。
    でも、子ども心にすごく印象的で、私自身が「原爆」というものを初めて本気で捉えたのはこの時だったと思います。

    この絵本の表紙の空を見て、あぁ〜、あの歌だと思いました。

    中身の文章は少し小さめでしたが、日本語とは別に英文も書かれていました。

    また、“ピカドン”の爆発のシーンと、
    『そして ひとが みんな しにました』の
    どす黒い赤いバックに黒い太い線で、人型が描かれているシーンは、絵描きとしての長谷川さんの、強い思いみたいなものを受け取りました。

    内容を理解して読んでもらいたいので、小学校高学年から中高生の子どもたちにお薦めしたいです。

    投稿日:2011/10/12

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  • 初めて知るきっかけに

    4年生に読みました。
    本当にあっさりとした絵本でした。

    原爆のキノコ雲と、「せみ も さかな も とりも」「そして ひと が みんな しにました 」のページの簡略化した、でも迫力ある描写。

    その次のページの真っ黒なシルエットを見た最前列の女の子は、本当になんの事だか全く分からず
    「……どろぼう?」とつぶやきました。

    でも、それでいいと思いました。何があったのか、まだこれから一つ一つ出会っていく子達です。「何か、ひどいことがあったんだ」それだけ伝わればいい、あの絵はそういうことだったのだと、いつかわかればいい、そう思いました。

    始めと終わりの瀬戸内海の青一色の穏やかさに救われます。

    2011年に出た本ですので、冒頭の「これは66年前、ほんとうにあったお話です」のところだけ「今は78年前になりました」と補い、

    また4年生はまだ日本国内の地理を勉強していないので、広島がどこにあって瀬戸内海はここ、ということも確認してから読みました。

    投稿日:2023/07/10

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  • 静かな迫力

    8月6日の日に「これは73年前の今日、起きた事だよ」と話してから、子供達と一緒に読みました。
    兵隊さんが、差し入れを食べてはいけない事、マスクで隠して食べた事等が書かれているページでは「えっ、そうなんだ!」等、リアクションを見せていましたが、原爆が投下されてからは、子供達2人とも、ただただ静まり返って本を凝視していました。
    言葉は少ないものの、静かな迫力のある一冊です。

    投稿日:2018/08/23

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  • 子供に戦争の事実を伝えるのに

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    わかりやすい本ではないでしょうか。ひろしまのピカは怖すぎたようで、もう開いても貰えません。絵もダイレクト過ぎなくていいですね。中川ひろたか先生と長谷川義史先生、やっぱり好きです。わかりやすくて嫌味がない。

    投稿日:2017/08/23

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  • 8.6

    8月6日という日にちは
    日本人にとって特別に意味を持っていると思う。
    タイトルに8月6日とあるだけで
    原爆のことだ、戦争のお話だと
    その本の内容が推察できるのだから・・・。


    当然のことこの本は
    原爆・戦争のお話の絵本です。
    表紙の見返しに
    「これは66年前、本当にあったお話です」とあります。
    もうこれだけで、しみじみした気持ちになります。

    前半に描かれる日常と
    ラストの穏やかな瀬戸内海の風景に癒される一方で
    黒こげの人間のページは
    長谷川さんの絵の筆致では想像できないほどの衝撃があります。
    (いつもは笑撃なのに・・)

    投稿日:2016/09/07

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  • 子どもに戦争をしてはいけないと伝えるには

    • ぷりこさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子13歳、男の子8歳

    夏休みに図書館のおはなし会で、読みました。戦後70年を迎え、戦争を伝えている方が少なくなられて、戦争をしてはいけないということを、どう子供に伝えていったら良いのだろうと思っている親御さんは、私以外にもいると思います。そんな時、この絵本を読まれたら良いと思います。おはなし会の時、わが子もほかの子も、神妙な顔で聞いていました。
    さて、議員の中にも戦争を肯定する人がいると、ニュースで知った時は、驚きました。そんな人にも、是非この絵本を読んでいただきたいと思いました。戦争は、戦争を始めた人だけでなく、身近な親や子供も被害にあいます。あらためて、この本を読んで、戦争をしない!させない!ことが大切だと思いました。

    投稿日:2015/08/09

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  • 長谷川義史原画展を見て 

    先日長谷川義史原画展を見に行きました

    中川ひろたかさんのお母さんの実体験の広島の原爆投下の時の絵本です
    8月6日のこと 
    瀬戸内海の島に住んでいたお母さん16歳
    お兄さんは広島の原爆ドームの近くの軍のへ兵隊さん、お兄さんに食べ物を届けていたのです 
    家族の思いが伝わります
    そして8月6日に アメリカ軍がおとした「ピカドン」
    恐ろしい光景です

    赤ちゃんのまる焦げの絵が強烈解した!

    地獄絵とも言われる原爆の光景ですが 長谷川さんの絵も強烈に思いが込められて絵です  激しく 怒りの気持ちが感じられます

    忘れてはならない戦争 原爆投下の悲惨さ  私は戦後の生まれですか多実体験はありませんが こうして戦争の恐ろしさを知り  子どもたちにも伝えていく義務があるように思えました
    原爆のことだけでなく戦争の悲惨なことを・・・・

    原爆投下の8月6日のころに子どもたちにこの絵本で伝えたいと思い購入しました

    投稿日:2014/05/05

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