良くも悪くも、「ざしきぼっこ(ざしきわらし)」をゆるキャラみたいにした話。もしくは、某お子様番組内の3分アニメのキャラみたいな印象でした。
でも、富安陽子さんの作ですからお話の展開はのほかに、あらたしいかぞくよく、とても読みやすかったです。
小松良佳さんの挿絵がたくさん入っています。
ぼっこくんがお仏壇と一緒に引っ越した先は、元居た家の子孫の一家。そこにはお父さんお母さんとケイタとユミ(あかちゃん)の4人家族の住むマンションでした。
あかちゃんのユミにだけはぼっこくんが見えるとか、神さまのつかいともいわれているカラスが、ぼっこくんの良い味方になって手助けしてくれるとか、設定が面白いです。
絵本から物語に移行途中の年頃のお子さんたちに特にお薦めします。