『THE TROLL MUSIC』が原題。
アーノルド・ローベルの奥様にによる作品です。
旅回りの音楽隊が、ある日、トロルのいたずらにより、
楽器に魔法をかけられてしまうのですね。
チューバ、トロンボーン、チェロ、トランペット、フルート。
それぞれ、動物の音色になるなんて愉快です。
もちろん、魔法を解いてもらうために知恵を働かせますが、
意外な解決策がほほえましいです。
トロルは、ヨーロッパに伝わる魔物ですが、
この作品では、意外に人間に近く、小人のような造形です。
しかも、家族持ち。
そして、奥さんに頭が上がらないのは、古今東西一緒なようで。
やや長いおはなしですが、音楽の楽しさが伝わってきます。
小学生くらいからでしょうか。