厳しい天候に一度は動物も農場も失った農夫が、
移り住んだ小屋のいけがきに、かわいがっていた動物たちの
姿を刈り込むことで、再び希望を見出します。
そして三人の息子達が大きくなったとき、
自分たちの進む道を切開くか・・・
やがて、答えを見つけ出した三人の息子たちは・・・。
深い緑と豊かな土の色、
あたたかなまきストーブの燃えるような落ち着いた赤色が、
とても美しい重みを持った絵物語。
陶器仁描かれた絵の様に輝きと表面を持つ独特の繊細な絵に、
農夫一家の運命を静かにつづった文章が、
透明感あふれる水のように注がれて、
お話しの展開とともに小さな泉のように、感動を呼びます。
ゆめを持つこと、自分の進むべき道を身分で見いだすことを
教えて頂いたようなきがします。