「マザー・グース・ベスト 第1集」 みんなの声

今をときめく詩人、谷川俊太郎さんの日本語訳版、マザーグースのうた第1集です。
さすがに言葉のセンスがいいなと思います。
とてもリズム感があって、声にだすと心地いいです。
他の人の訳と比べてみるのも、楽しいかもしれません。
堀内誠一さんの絵も、素朴で素敵です。

どのページを開いても、素敵な絵と
小気味のよい歌が目に飛び込んできます。

ねこに　ヴァイオリン　
めうしが月をとびこえた

ばらはあかい
すみれはあおい

我が家の芸術系少年は　昔
おとこのこって　なんでできてるを読んで激怒しました

おんなのこは　次のページでにんまりわらいました
すてきな　なにもかも　そんなもんでできてるよ　

こわいうたも　たのしいうたも　ごったまぜな
5冊の本です。

かの北原白秋もマザーグースを訳したけれど
このマザーグースの本は、天才谷川俊太郎さんの現代語の訳
そして天才堀内さんの絵が秀逸で
他の本とはグンッと差をつけてこどもを惹きつけます。

ラベンダーは青い…
その詩につけられた絵の青はまさにラベンダー色。
こどもたちが、まだラベンダーってどんなものかわからなくても、
絵からは香りまでしそうなほどです。

ロンドン橋
猫とバイオリン
ハンプティ・ダンプティなど
有名な詩（谷川俊太郎さんの訳）と堀内さんの絵のコラボレーションは、
もう国宝ものだと思います！

「詩」の好きな子に育てたい方はぜひ！