「うちのなまくらさん」 ママの声

なまくら猫は、お昼寝中でも正面向いてにんまり。日向ぼっこが大好きで、何もしないでぐでぐでしていると飼い主の少女には思われているのです。でもその締まりのなさげな笑顔の奥にある、思慮深くて、弱者を助けて強者に立ち向かう姿に、猫好きさんでなくとも、気に入る絵本だと思いました。

ごろすけくんを見て、猫もいいな〜って思いました。
人間の目の届かないところで、なまくら呼ばわりされている猫のごろすけくんの活躍が、カッコイイって思いました。
飼い主って、意外に気づいていないことが多いのかもしれませんね。
作家さんのねこちゃんへの愛情が伝わって来る作品でした。

このお話は、ねこの飼い主が自分の家の猫はなまくらでいつもゴロゴロとしかしていないと思っているのですが、実際は家族のために役立ったり色々やっているというお話です。うちの子は猫が汚名を着せられているのに「ちゃんとやってるじゃん！！」と言って買主に怒っていました（笑）

お家ではいつも寝てばっかりいる、ねこのごろすけ。
でも、本当はとっても働き者で勇敢なんだよ！
飼い主さん達は気が付いてないけどね☆〜（ゝ。∂）

そんな様子を飼い主の女の子がどんなにごろすけがぐうたらなのか。
というのを説明してて、挿絵ではホントは働き者さっ！
って感じで紹介されてて、挿絵の中でごろすけの本当の姿を
垣間見ることができるお話しです。

よみきかせしていて、子どもたちは絵に釘付け。
なぜかって言うとね、猫のごろすけの目が本物みたいに
きらきらしてて、つやつやした毛並みも感じることができるのです。
「かわいい〜！！触ってみたい！」そんな感想も （＾◇＾）

ネコ好きな方なら、手放せない作品になってます。
絵本いっぱい、かわいいごろすけの１日を楽しみましょうね！

「なまくらさん」という言葉、我が子たちはおそらく初めて聞いたんじゃないかな？ちょっとディスりながらも、うちの子がかわいくて仕方がない！という猫への愛情が溢れている一冊でした。本当の「なまくらさん」の姿を見たらきっとびっくり仰天ですね。

読んでいて、面白いなーと思いました。
ネコは飼ったことがないのですが、実際こんな感じなんでしょうか。
のんびりとしすぎているネコ・ごろすけ。
飼い主さんの知らない一面があって、そのギャップが面白かったです。
ふわふわの毛並みや、しなやかな動きまで見て取れる絵も、見事です。

まず平和そーうな表情で寛ぐ表紙が良いです。
うちにもいるゴキブリもご主人任せななまくらさんとは大違い。このなまくらさんは、実に縁の下の力持ちです。
文章はご主人家族の子どもから見たなまくらさんですが、絵では真実の姿が描かれており、その違いに楽しくなったり、肩を持ってあげたくなったり。

これを読んでからというもの、我が家のネコも娘に喜々としてなまくらさん呼ばわりされています。
身近でありがちなネコの行動ですが、顛末だけ見ているのかな。本当はこんななのかな。
そんな楽しい想像と一緒に読めます。ご主人に見せる顔と裏の顔の違いがなんともおもしろいなまくらさんです。
ネコと一緒に暮らしている方、つい比べてしまいますよ。
しかしこの「なまくらさん」という訳が秀逸ですね。