たった ひとつの ひかりでも(評論社)
どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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6件見つかりました
みんなに恐れられているリュウ。ただ、誰も見たことはない。想像だけで、恐ろしい、誰か退治してくれればいいのにと言い、子どもたちにもその考えを押し付ける。そこへ現れた一人の男の子。親がリュウを悪く言わないので、リュウを恐れていない。その男の子は、みんなに悪く言われるリュウを哀れに思い、自分の誕生日を祝う会に誘おうと思い立ち、一人でリュウの住む山へ出かける。はたして少年は・・・。 静かだけど、じんわりと感動させられるお話です。 絵もこのお話に合っていると思います。
投稿日:2017/04/19
同じ浜田廣介の童話が、描く人でどうしてこうまで印象が変わってしまうのだろうと感じさせられた作品です。 今まで読んできたいわさきちひろさんや太田大八さんの絵は、舞台を中国に位置づけていました。 中国では龍は特別な存在です。 植田真さんの世界は無国籍です。 無国籍になったら、龍は心理世界の生き物のように思えて来ました。 少年の優しさと思いやりを受け止める存在で、優しさが弱さではなく強さに通じるような、誰もが避けようとする危険を乗り越える勇気のような存在とした象徴づけられていると感じさせられました。 このほうが浜田さんの真意をついているのかもしれません。
投稿日:2014/03/25
私はりゅうが好きです。強くて美しくてかっこいいからです。 でも、りゅうが優しいなんて知りませんでした。 黒い船に姿を変えたりゅうは、本当にそれでよかったのでしょうか。 自らが望んだことであっても、ありのままの姿を愛して欲しかったんじゃないかな… 変わったのはりゅうの方です。自らの行いを反省し、世のため、人のために尽くすと変わりました。 人間はどうでしょうか。 黒い船が、あんなに恐れていた忌み嫌っていたりゅうだと、気づいたのでしょうか。反省したのでしょうか。 少年のように、心の目で見ることをしたのでしょうか。 少年とりゅうの心のふれあいを愛しく感じながら、こんな風に自然や動物と心で繋がっていけたら…と思いました。
投稿日:2014/02/06
文章が長いので低学年の子にはちょっと難しいかな?と思いつつも、植田真氏の優しいタッチの挿絵に魅かれて手にしました。 村人の蔭口やお母さんの心配もよそに、少年は笑顔で龍に呼びかけ、少年の心に涙を流し閉じた心を開いた龍との交流がとても心に響いてきます。 個人的な意見としては、冬に読みたいと思う感じかな? 読んでいると暖かくなりそうなお話なんですよ。
投稿日:2012/08/01
先入観で竜を悪者と決め付ける人々に惑わされず 自分の信念を貫いて竜に会いに行った男の子の 芯の強さに胸を打たれました。 偏見を持たず無条件に他者を受け入れることによって 相手も自分も、そして世の中も変えていけるのですね。 浜田廣介さんの文章は、言葉が優しく美しい点も 気に入っています。 絵は、私は、集英社が出版している植田真さんのものが好きです。
投稿日:2007/06/21
偕成社版いわさきちひろさんの絵による「りゅうのめのなみだ」と読み比べ、結局こちらを読み聞かせました。 いわさきちひろ版は、はみ出すほどのレイアウト力で絵の力強さがあり、 龍の顔と子どもの顔の近さ、 ほぼ子どもと龍の主役2人のみで進行する対象物のわかりやすさ、 また、その大きさ・色彩の多様さは圧倒的です。 が、ただ1点だけ、 子どもや親の装束が清朝時代のもので「日本」を感じられなかったため、やむなく植田真氏の絵本にしました。 こちらは静かな本です。 美しい表紙の絵。 最終的に人の心に残ったことがどんなものなのか、は形として確認できないため、絵本を読んだことによる影響は、その結果を測ることができません。 何度も開こうとは思わない本です。 1枚だけを額に入れて飾るなら、イメージ喚起のためには秀逸かもしれません。 集英社さんは空間の広がりを大事に構成されたのかもわかりません。 龍の空を舞う勇壮さを見開きで表現するのに、空の大きさを重要視されたかったのかも。 同社のいろいろな出版物に植田氏のイラストを採用されている故、「この流れで行こう」みたいな戦略があるのかもしれません。表紙はつかみとしてすごくインパクトがあります。 でも子どもの顔が見えない。 というか、ない。 読み聞かせるにも見ている多くの子が人間を人間として認識できない。 大型本なのに。 主役は絵本の中の「子ども」、なのでは? 恐ろしい(と思われている)龍の大きな顔に、 頓着せず近づける無垢な瞳との対比、その2人の距離にこそ 主人公の子どものすべてを理解する力があるのだと思っていたのだけれど…。 白壁の家は東欧のイメージ? 無国籍な街並みは 場所を特定しないため? どこの人たち? これは、どこのお話? 語り口だけが、原作に忠実な言い回し、濱田廣介氏の世界観は残っているのです。どんな人に読んで欲しいのでしょうか・・・ 日本の民話や昔話をどんな映像で見せるか、について グッっと考えさせられた絵本でした。 同時に、自分は一体「絵本」に何を求めているんだろう、ということも。 いっそ、ネバーエンディングストーリーのファルコンやロード・オブ・ザ リングのドラゴンに、のび太くんが怖がらずに近づいて♪という展開なら納得できたのでしょうか。
投稿日:2015/10/30
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