セクター7」 みんなの声

セクター7 作・絵:デイヴィッド・ウィーズナー
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2000年
ISBN:9784892387845
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 23
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  • 空の世界へ誘われる

    同じ作者の『かようびのよる』や『漂流物』がとてもよかったので、こちらも読んでみました。
    文字のない絵本です。絵をながめているだけで、自然と空の上の世界に誘ってもらえます。
    空の雲を見ながら、「あ、◯◯に似てる!」などと子どもと話すことがありますが、そんな空想も膨らむと、こんなストーリーになるんだ!と感激してしまいました。
    子どもたちは、楽しい形にできあがった雲たちで空がいっぱいになる場面が大好き。読み返すたびに、また違ったお話が浮かんできたりして、いろいろな楽しみ方ができる絵本だと思います。

    投稿日:2013/03/18

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  • 雲を見る目が変わりそう

    読み終えて率直に思ったのは、「この作品、好き!」でした。

    誰もが一度は、「空に浮かんでる雲に乗ってみたい」と
    思ったことがあるでしょう。
    学校の課外授業でエンパイア・ステーツビルを訪れたこの少年は、
    偶然にもその願いを叶えることができたどころか、なんと、雲に
    乗って、空高くに存在する謎の施設へ足を踏み入れることに。

    その謎の施設の名は、「セクター7」。

    文字が全く無い絵本なので、絵からの情報だけで読み進めるのですが、
    絵の描写がとても細かく、コマ割りなどでしっかりと状況をフォロー
    しつつ描かれているので、状況が手に取るようにわかり、文字が
    無くても、十分楽しめました。

    空に浮かぶ雲をたくさん吸い込んで集めているこの施設、な〜るほど、
    「セクター7」とは、そういうことを設計している場所だったんですね。

    そんな風に雲を見て想像したことがなかったので、発想の転換と
    いうのでしょうか、他の作品にも言えるのですが、作者の発想力には、
    本当に驚かされます。描かれている雲の表情もとても可愛らしいです。

    いろんな夢が詰まった一冊ですね。
    今後、雲を見る目が変わりそうです(笑)

    投稿日:2013/02/15

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  • プロデューサーならゲームの原作にしたい

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    いや〜、この作品もまたまたすごいですよ〜!!
    作者や邦訳者からの解説などは一切ないので、この作品がどのような経緯で作られたのかはちょっとわかりませんが、
    もしも私が映画やゲームなどのプロデューサーだったら、この作品を原作に何か1本作りたいと思ってしまいますね!

    霧の中から現れた不思議な生き物。
    それが幽霊なのかエイリアンなのか雲の変種なのか、少年の空想上の生き物なのかはわかりませんが、
    彼らがそこに訪れたのには理由があるようで……。
    少年と彼らのやり取りがとても面白いです。
    文章は一言もありませんが、だからこそ、読み手の一人一人が自由に物語を想像できる楽しさがあると思います。

    投稿日:2012/01/31

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  • 雲に乗って

    少年が学校の社会見学で行ったエンパイア・ステート・ビルディングの展望台で、雲の子どもと友だちになりました。
    雲の子に乗せてもらって行った先は雲の製造工場。
    とても夢のあるお話です。
    言葉のない絵本なので、空想がかえって拡がります。
    欲を言えば、絵の中に書かれている英語を日本語にかえてあれば、子どもたちの年齢層に幅が出たのではないかと思います。

    世界各国に送り出される雲たち。
    その形を考えているところも楽しいし、どこに行くのか考えるととても大きな気持ちにもなれます。
    日本はセクターいくつでしょうか?
    スカイツリーの展望台でも雲の子に会えたら素晴らしい。

    投稿日:2010/12/30

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  • 想像力をはたらかせて

    私、正直言って、最初はこの文字のない絵本の内容がよく分かりませんでした。絵はとても楽しく、感じるものはあったのですが。
    字がないと???・・・って思ってしまいました。電子辞書で、出てくる英単語を調べたりして・・・
    ダメですね・・・文字に頼ってばかりで、想像力が鈍っています。

    でも
    もう一度・・・もう一度・・・ってページを追って見ていると、(そして少し絵本ナビさんのレビューにも頼ってしまったところもありますが)なるほどって感じで楽しくなってきました。
    何度も何度も絵をみて想像力を働かせて、想像力を鍛えるよい本だと思いました。

    投稿日:2010/03/01

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  • 面白い!

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子8歳、男の子6歳

    以前にこの作者の絵本「かようびのよる」がとても面白かったので、ほかの作品も読んでみたくなりました。
    これも期待を裏切らず面白かったです。
    字がない絵本は、正直敬遠していましたが、この人の描く絵本で見方が変わりました。
    子供たちもあたりの雲がみんな魚の形になっている場面名など、「わあっ」と言って笑ったり、よくわからないところをみんなで考えたりして、とても楽しく読みました。
    またほかの作品を読んでみたいです。

    投稿日:2008/09/30

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  • この絵本も文字は無く、絵のみで物語が進んでいきます。
    人の表情や、情景だけで世界観が見えてくるので、とっても新鮮な感じの絵本です。

    男の子が、雲さんに連れられて空を飛んでいった先は、雲を製造している”セクター7”。
    男の子と雲は、面白そう!とちょっといたずら?!

    文字が無いのに、その情景がとってもリアルに伝わってくる
    楽しくて夢のあるお話、是非1度ご覧下さいませ。

    投稿日:2008/05/22

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  • 素敵な出会い♪

    幻想的な絵が気になり手に取った絵本。
    内容も雲の子との出会いが描かれた幻想的なものでした。
    けれど、普段よく目にする日常の場面で始まり、日常の場面で終わるので「ほんとに雲の子と会えるのでは?」と主人公の少年が実在している気分にもなります。
    私も、セクター7に行ってみたいと思いました。
    育児の合間に読んだのですが、自分が子供に戻ったような、不思議な感覚になれる絵本でした。

    投稿日:2008/04/18

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  • 夢があるお話

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    最近、はまりつつあるデイヴイッド・ウィーズナーの1999年の作品。
    三度目のコールデコット賞の受賞というのも、納得できる素晴らしい作品でした。

    この絵本に訳者はいません。
    なぜなら文字がないからです。
    2007年のコールデコット賞受賞作の漂流物は、文字がなく海を題材にしていますが、この作品は空を描いています。

    ある日、少年が課外授業でエンパイア・ステートビルを訪れて、展望台で雲の子に出会います。
    その子に誘われていったのが、セクター7。
    雲の製造工場といったところでしょうか。

    雲たちは、どうも雲っぽい形に不満があるようなので、少年が魚の形の作業指示書を作成してあげると、大喜びで魚の形に変身していきます。
    でも、工場の人に見つかって大目玉。
    少年は、エンパイア・ステートビルに送り返されてしまいます。
    でも、雲の単一的な形には、工場の人も少し嫌気がさしていたらしく、サプライズのエンディングが感動を与えてくれます。

    雲の製造工場という発想に脱帽です。
    その施設のつくりは、本当に見事で映画化されたらどんなに楽しいことかと、ワクワクさせられてしまいました。
    文字がない分、解釈は人それぞれで、どんどん夢が膨らむお話だと思います。

    子供も大人も十分に楽しめる絵本です。

    投稿日:2008/03/15

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  • 雲製作工場セクター7

    字のない絵本だけれど、丹念に眺めれば眺めるほど世界が広がる絵本です。
    読み取る人によって話は違うのかもしれませんが、ひょんなことから訪れた空の上にある雲工場(?)で、雲たちの苦情を聞いた男の子は、得意の筆でスケッチをほどこします。
    大喜びで変身する雲に驚いたのは、雲工場の管理人たちです。
    洋画にしてもおもしろそうだなーと思って読みました。
    雲も含め、一人一人感情があるように描かれているので、隅々まで眺めて下さいね。
    雲には夢がありますね。

    投稿日:2007/09/09

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