著者が出会った廃屋には、その家の歴史が刻まれた様々なものが残されていました。
それらのものを基に、膨らませていった物語です。
12人の子どもがいたというのは本当でしょうか。
大家族の生活がどのようなものだったか想像すると、それぞれの人生を思い描くことができます。
どうしてものを残したまま廃屋になったのか気にかかります。
作者は廃屋に、まだ家族が住んでいた頃の姿に変えて絵にしてみました。
それだからこそ産まれた作品でしょう。
作者の視点から描かれていることがよくわかるのですが、読み聞かせをしようとしたときに、気にかかる点があります。
かっこで加えられた補足は、文章の中に含めてしまった方が読みやすいでしょう。
内容そのものが想像世界ですから、「かもしれない」という言葉は不要かも知れません。
読者に想像力を委ねることが出来たら、さらにグレードアップできる作品だと思いました。