春めいてきましたので、こんなお話しも良いかなと思います。
木製の郵便受けに背黒セキレイが巣を作ったお話しです。
郵便屋さんがお手紙を入れようとすると、大騒ぎのセキレイに、主人公の男の子のお母さんは、郵便屋さんから直接お手紙を受け取るようになります。
こどもたちが覗きに行くのも制止します。
お母さんだから、ゆっくり安心して出産・子育てをさせたかったのかな〜。
郵便箱の小さな穴から覗いた雛鳥の顔が描かれたページは、読んでいてこちらも温かい気持ちになります。
やがて、巣立ちも終わってから巣箱を覗く男の子が、親鳥の作った巣を覗きます。
巣作りの為にたくさん運ばれたものを息子も読んで、「紙きれも髪の毛も運んだんだ〜」と驚いていました。
きっとまた、「ここは安心だ」と背黒セキレイの親鳥は巣作りに来そうですね。